- Amazon.co.jp ・本 (71ページ)
- / ISBN・EAN: 9784336055446
作品紹介・あらすじ
「はねのはえたうつくしい人はどこにいるの?」少年のかたりで綴られた幻視の世界-文豪と気鋭の画家が繰りひろげる妖しくも美しい未知なる絵物語。
感想・レビュー・書評
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別冊太陽『こわい絵本』選書
「「はねのはえたうつくしい人はどこにいるの?」少年のかたりで綴られた幻視の世界―文豪と気鋭の画家が繰りひろげる妖しくも美しい未知なる絵物語。
川でおぼれかけたところを、”大きな五色のはねがあって天上にあそんでいる美しいお姉さん”に助けられた廉。少年んはその”はねがはえたうつくしいもの”を求めて、森に入っていく。」詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
本作は泉鏡花の生誕地である金沢市が主催する泉鏡花文学賞の制定40周年記念プロジェクトてして企画・制作されたもの。絵本の部分は読みやすいように手が加えられており、巻末には原文が載っています。絵本の文章は鏡花独特の文章リズムを損なうことなく書かれていて、原文と比較しながら読むと面白いです。
凛として美しい母と暮らす少年・廉。少年の母への強い思慕が、幼い時に母を亡くした鏡花自身に重なって見え、切ないような気持ちにもなります。
中川学さんの絵も温かみがあって、切り絵のようで可愛らしい。
鏡花の文章は慣れないと読むのが難しいですが、彼の文章の美しさはピカイチ。もっと鏡花の作品を読みたいです。 -
泉鏡花の作品を絵本にしたもの。素晴らしい出来ですね。
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鏡花の言葉は現代に生きる私には少し難しい…
美しい絵でするりと鏡花の世界に浸ることができました。絵本のあとに、読みがなをふって分かりやすくした全文も載っており、二度楽しめました。
お母様の言葉は、他人の言い分や視線が気になって疲れた大人の心にも染みます…。時々読み返したい本です。 -
とても美しい装丁本で、たまたま図書館で見つけて手に取った。絵が美しいのとお話の内容にも惹かれて、何度も読んだ。母と子の深い愛に、なぜか泣かなくなるような目の奥がツンとするような気持ちになった。
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息を呑むほどうつくしい。
所有欲を満たしてくれる一冊。とてもおすすめ。-
2021/02/03
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わーありがとうございます!
だいさんの本棚を拝見させていただき、「読んでみたい本」としていっぱい登録させていただいちゃいました♪わーありがとうございます!
だいさんの本棚を拝見させていただき、「読んでみたい本」としていっぱい登録させていただいちゃいました♪2021/02/03
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とりわけ表紙がうつくしい。
白い紙に翼の型押し、タイトルは銀の箔押し。
もうこの表紙だけで大満足なんだけど、中川学さんの絵も今回も素敵。
個人的にはいちばん最初の橋を渡る人々の絵、百鬼夜行のような絵、鳥屋の絵、最後の木漏れ日差す橋の絵が好き。 -
みぃちゃんに教えてもらったよ!
英語版はイタリアミラノで賞をいただいたそうです
白い表紙の下の美しい色が気になる!
ブッカーがあるからしょうがないー!
ラストは現代の風景につながる
デジタルイラストなのに本当に綺麗
長年親しんだ川の風景を思い出しました