新編・日本幻想文学集成 第5巻

制作 : 別役 実  須永 朝彦  堀切 直人  矢川 澄子 
  • 国書刊行会
3.00
  • (0)
  • (0)
  • (1)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 22
レビュー : 2
  • Amazon.co.jp ・本 (725ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784336060303

作品紹介・あらすじ

江戸川乱歩、稲垣足穂、佐藤春夫、宇野浩二を収録。大正幻想をバックボーンに異形の文学を形成したドリーマーたち。大正夢幻派。
大都会のビルディングのはざまで起こる妖しい月光の犯罪「目羅博士の不思議な犯罪」。ナンセンス童話劇「楽しき夏の夜」。夢を培養する理想郷を見つけた男の物語「夢見る部屋」。≪薄板界≫という異世界の消息を伝える「薄い街」。他全32編。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
  • 全9巻のうち第5巻。折り返し地点とも言うべき本書は『対大正夢幻派』と題し、江戸川乱歩、佐藤春夫、宇野浩二、稲垣足穂を収録。
    各々の作品セレクトは奇を衒ったところのない、『幻想文学集成』らしいものが選ばれている。

    作品の内容とは無関係だが、稲垣足穂の選者が矢川澄子だったのは吃驚した。

  • 江戸川乱歩、佐藤春夫→ セレクションされた作品たちはどれも良作ばかりで、これらの作家の幻想風の短編を読んでみたい人にはオススメのラインナップ。
     乱歩:「押絵と旅する男」「目羅博士の不思議な犯罪」「一人二役」等々
     春夫:「指紋」「海辺の望楼にて」「青白い熱情」「美しき町」等々

    宇野浩二→ 今回初めて読んだ作家です。作者の思い出を語る体裁の「追憶小説」は夢見る主人公が実生活と夢想の間でフラフラとしている様が悲しくも滑稽。
    稲垣足穂→ タルホと言えば、鉱物、天文、煙突、飛行機…といったモチーフがすぐ浮かびますが今回収録された作品達はその中でも特に飛行機愛に溢れた作品が多かった印象。

全2件中 1 - 2件を表示

著者プロフィール

江戸川乱歩(えどがわ らんぽ)
1894年10月21日 - 1965年7月28日
日本を代表する小説家・推理作家。三重県生まれ。ペンネームの江戸川乱歩は、小説家エドガー・アラン・ポーに由来。早稲田大学で経済学を学びながらポーやドイルを読む。様々な職業を経験した後、大正12年、雑誌「新青年」に「二銭銅貨」でデビュー。昭和22年、探偵作家クラブ結成、初代会長に就任。昭和29年、乱歩賞を制定。昭和32年から雑誌「宝石」の編集に携わる。昭和38年、日本推理作家協会が認可され理事長に就任した。代表作に『D坂の殺人事件』、『陰獣』、『孤島の鬼』、『怪人二十面相』、『幻影城』、『探偵小説四十年』など。少年探偵団シリーズは絶大な人気を博した。

江戸川乱歩の作品

ツイートする