ぶらい、舞子 (Y.A.Books)

著者 :
  • 小峰書店
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  • Amazon.co.jp ・本 (468ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784338144292

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  • 高校生の舞子の父、愛知県警捜査一課に在職していた冴草藤太郎は、癌の告知を受けた数日後、入院先の病院の屋上から飛び降り自殺を図ったとされた。それを疑問に思った舞子は、協力者とともに父の死の真相を探る。彼女が主役を務めた演劇「竹生島心中」の説明部分は冗長だが、最後のどんでん返しの展開などは、読み物としてはなかなか面白い。

  • 癌を患っている舞子の父が、病気を苦に飛び降り自殺をしたというが、舞子には信じられなかった。
    舞子は、夏休みの高校生対象のワークショップで演劇を教えてもらった雨森氏に相談を持ちかけ、
    父の死の真相を暴くために、探偵まがいの捜査を始めた。

    元刑事の父は、昔の迷宮入りの事件を再捜査していたらしい。
    父がそこで見つけた真実こそ、父の死に関係があるのではないかと思ったのだ。
    しかし、舞子は新たな殺人事件に巻き込まれてしまう。

    多くの人物が舞子の周りに現れ、協力したり殺されたりして、かなり複雑な物語でした。
    YAってなってるけど、小難しかったぞ。高校生向けかな。

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著者プロフィール

劇作家・演出家・小説家。1952 年生まれ。滋賀県出身。1979 年に発表した『寿歌』は、1980 年代以降の日本の小劇場演劇に大きな影響を与えた。1984年『十一人の少年』で第28 回岸田國士戯曲賞、1990 年『雪をわたって…第二稿・月のあかるさ』で第24 回紀伊國屋演劇賞個人賞、1997 年ラジオ・ドラマ『ケンジ・地球ステーションの旅』で第34 回ギャラクシー賞、2014 年『グッドバイ』で第17 回鶴屋南北戯曲賞を受賞。現在までの執筆戯曲は200曲をこえる。また、小説『怪人二十面相・伝』は、『K-20 怪人二十面相・伝』として映画化されるなど、戯曲だけでなく、小説、童話、エッセイ、シナリオ、ラジオドラマ、コラムなど、多才な創作を続けている。現在は、主にシス・カンパニーに書き下ろしを提供しているが、加藤智宏(office Perkypat)との共同プロデュース公演(新作の、作・演出)も始動している。2013年『恋愛的演劇論』(松本工房)を上梓。2020 年に第73 回中日文化賞を受賞。

「2024年 『万平BOKS1』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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