君ならできる

著者 :
  • 幻冬舎
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本棚登録 : 157
感想 : 21
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  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344000223

作品紹介・あらすじ

会ったその日にまずほめる、女心にえこひいきは厳禁、代表決定直前の食中毒、決死の高地トレーニング…平凡な記録の少女をトップ・ランナーに変えた「大化け」の法則とは。

感想・レビュー・書評

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  • 文面から、小井出監督の愛が伝わってくる。
    普段から、選手を暖かい眼差しで見守っているのだな。
    と感じる。

    監督とは、こうあるものだ。
    ということが、すぅっと入ってくる。

    この本の中から、何を得て、どこを実行するのか?

    ・褒めること、心をかよわせること
    ・看ること(バイオリズム)
    ・選手の子供を自分に教えを請いにくることを目指す







    ○生きる力を教えるのが本当の教育

    ○人の心が読める人になれ

    ○修業している者に自主性は、必要ない
    ・「選手の自主性に任せる」ということは、「指導者の無責任」

    ○胸に染みるような言葉をタイミングよく!
    指導者における鉄則

    ○同じチーム内にライバルをつくって、2人で競わせる
    は間違い。どちらか一方が崩れる。二人がそろって
    強くなるということはない。

    ○選手のバイオリズムを把握する
    各個人ごとの緻密に計算された調整が必要

    ○チームをスタートするにあたって
    →自分の子供にマラソンをやりたいといわれたときに
    小井出監督のところにいきなさい
    といってもらえるようにすること。
    →選手を叱責して、言うことを聞かせる必要はない。
    →『選手が満足するチームづくりをすること』

    ○朝は、あかるく「おはよう」とあいさつを

    ○怪我をしたときは、高橋を将棋で生きぬき。
    このあたりが潮時とおもって負けてあげたら
    よろこんで、風邪をひいたことも忘れていた。
    ○『スポーツも楽しみながら、やるものだと思っている』

  • ランニングを初めて約1か月。あまり興味のなかったマラソンが身近に思えてきた。そんなときに図書館で見つけた本。 読み始めたら2時間ほどで読んでしまった。シドニーオリンピックで金メダルを取った高橋選手の疾走前の執筆となっているけれど、タイミングよすぎるなぁ。
     ランナーとしては興味深くて難しい文章でもなくすいすい読めてジョギング気分で読めました。

  • 小出監督の人柄というか、考え方が知れる本。独自の考え方が確立されている。書いていること一つ一つはシンプルな事のように見えて、今までの積み重ねと結果が伴っていることで、洗練されているようだ。

    コミュニケーションをとる、他人と比べない、修行に自主性を求めない、楽しむ、等、監督業で気をつけている事が書かれていた。

    1番凄いと思ったのは、この本は高橋尚子が金メダルをとる前に書かれたものなのだが、仕切りに金メダルが取れることを信じて止まない事をしきりに書いていて、それが実現している事だった。

  • 成功するための要素、
    すなわち、運と出会いと感情と感謝と忍耐の全ての要素をあまりにも、綺麗に充している!

  • 資料番号:010094068  
    請求記号:782.3/コ

  • 自分がマラソンを始めて、より高橋尚子さんの凄さを実感した。
    もう15年も前の本なので、小出監督が提言していることがいろいろと実現しているところがまた興味深い。

  • コーチにもやはりその人の価値観、人格があらわれいろんなスタンスがとれると想う

    しかし、この小出監督の人をみるあたたかいまなざし、寄り添い、励ます姿に本当に胸を打たれた


    ただ、ひたすら、その人の人生を願う


    そういう人が、人を育てる人だと私も思います

  • 配置場所:摂枚普通図書
    請求記号:782.3||K
    資料ID:50002470

  • 高橋尚子、おまえは世界一になれるよ

  • 小出監督の女子マラソン選手を育てるうえで大切にしていることを実例に沿いながら述べている。が、それぞれ単独で繋がりなどがなく、人生の教訓というか、自伝のような本。
    それなりに活かせる内容もあるが、読んでも読まなくてもいい。陸上をはじめとしたスポーツの監督をしているような人なら一読の価値あり。

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著者プロフィール

有森裕子、高橋尚子ら五輪メダリストを育てたマラソン指導の第一人者。1939年4月、千葉県生まれ。順天堂大学で箱根駅伝を3回走り、卒業後は教職に。86年、市立船橋高校で全国高校駅伝優勝。その後、実業団チームの監督を経て、2001年に佐倉アスリート倶楽部設立。

「2013年 『30キロ過ぎで一番速く走るマラソン サブ4・サブ3を達成する練習法』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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