身代わり

著者 :
  • 幻冬舎
3.16
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本棚登録 : 348
感想 : 80
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  • Amazon.co.jp ・本 (310ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344017269

感想・レビュー・書評

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  • シリーズ9作目。
    トリックは過去に現実でよく似たストーカー事件があったな。
    利害さえ合えば起こりうることなんですね。
    また性格悪い人でてくる。
    あと美人も。

  • ボアン先輩、大奮闘。寂しそうな幕開けだったが、みんなもどってよかったね。というのが根底に流れる大筋。二つの異なる殺人事件の点と点が繋がるところが、登場人物再集合のクロスするところで、青春×ミステリを同時に楽しめる。

  • タックとタカチが姿を見せなくなってから半月ほど、恒例の飲み会を開いていた祐輔だが、その参加者に気になる男がいた。さまざまな噂から心を病み、今年ついに休学を決めた後輩、ソネヒロだ。しかしその日のソネヒロは妙にさっぱりと明るく、楽しげに帰っていった。何か妙な雰囲気を感じつつも見送って呑んだくれる祐輔だったが、翌日後輩の電話で叩き起こされる。曰く、ソネヒロが女性に乱暴しようとして反撃されて死んだ、と……。

    タックたちのシリーズ六作目。前作の依存を読んだような読んでないようななので二人に何が起きてるのかはさっぱわからず。今回はボンちゃん回しの回。事件はいろいろと絡み合っているものの、結局はタイトル通り。ラストもう一章くらいあってもよかったのでは…というばっさりした終わりで残念。ひたすら先輩が飲み続ける話でもある。

  • タック&タカチシリーズ作品。依存の続編。依存から10年近く経って、その間このシリーズを忘れてしまって、読むまでに大分時間がかかってしまった。
    あまり今までのような推理問答はなく、それほど面白さは感じなかった。
    操子の動機は不明なままだし、このシリーズの特徴の青春感があまり無かった。個人的にはいまいち。

  • なんか会話が古い感じがした。
    去年のクリスマスの事件てなんだったんだろ?

  • 久しぶりのタックシリーズ。「依存」の次が出ていたとは知らなかった。慌てて図書館で借りました(作者様ごめんなさい)。この作者は、登場人物の名字が読み辛いものばかりで、何度か前のページを見直したりするのですが、今回は大丈夫でした。相変わらず、「人の悪意」を書かせたら天下一品です。この「タックシリーズ」は事件とは別にメインキャラたちのバックボーンも描かれるので、このシリーズを読むならば、シリーズ最初から読まれることをお勧めします。

  • 発売当時に買ってそのままにしていたのを読んで、そういえばタックタカチってこんな理不尽な話だったなぁと思い出した。前作の依存がかなり重厚で面白かった記憶があるのだが、この続編はちょっとした小話程度の印象。最近出たらしい続編は文庫落ちしたら読もう。

  • 匠千暁シリーズ。『依存』後の初の長編ということになる。
    時期的に『依存』直後で、タックの立ち直りの様子とタカチの献身が見える。
    これありきのこの前の短編たちである。

    事件そのものは『彼女が死んだ夜』の様に、サブキャラクタたちが渦中となるタイプ。
    今となってはちょっと懐かしい解決。

  • タック&タカチシリーズ第九弾。
    「依存」の後精神的にやられちゃってるタックのリハビリに付き合うタカチの二人の出番がほとんどなく残念。
    女は恐いわ〜って一般的な感想しか出てこない。。。

  • 偶然も絡まり、複雑な事件に。
    ウサコの「先輩、よだれよだれ」でちょっと笑った。
    終盤までとても面白かったが、終わり方が物足りない!
    前作『依存』と続けて読みたい。

著者プロフィール

1960年高知県生まれ。米エカード大学創作法専修卒業。
『聯殺』が第1回鮎川哲也賞の最終候補となり、1995年に『解体諸因』でデビュー。同年、『七回死んだ男』を上梓。
本格ミステリとSFの融合をはじめ、多彩な作風で次々に話題作を発表する。
近著に『夢の迷い路』、『沈黙の目撃者』、『逢魔が刻 腕貫探偵リブート』などがある。

「2023年 『夢魔の牢獄』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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