もういちど生まれる

著者 :
  • 幻冬舎
3.60
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本棚登録 : 2017
感想 : 329
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  • Amazon.co.jp ・本 (265ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344021051

感想・レビュー・書評

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  • それぞれ違う話だけど繋がってる。
    朝井リョウだな、って話だった。

  • 若いってこうだったんだろうか?
    僕の時とは違うけど、共感できる。

    当たり前だと思ってたことが特権だったと気づかずにいた。
    今なら分かる。

  • 2014.9.1

  • 朝井リョウは好きな作家だった。「何者」は面白かった。でもこの作品で、これぞ若者の感覚❗どうだ・・って程の例えがだんだん鼻についてきて
    自身も20年後にこれを読んだら、きっと赤面するんじゃないかな?

  • 大好きな作家さん。大学生という同じ目線で、言葉にするのが難しいような感情を上手く言語化してくれる。

  • 大学生。社会に出る前、最後のモラトリアム。
    やりたいことを見つける場所とか、一生付き合える友人を見つける場所とか、自由になんでもできる場所なんだと思っていた。でも、それは一部の”イケてる”連中にとっての大学。
    夢に向かってがんばってるやつ、やりたいことやってるやつ、大切な友人や恋人がいるやつ。そんなやつらが妬ましくて、死んでしまえと思って、羨ましくて、そんなやつらに憧れている普通の大学生。
    大学生あるある小説なのかもしれない。それでも、短編の端々に大学生だった頃の”イケてない”自分を見つけてヒリヒリした。主人公は自分じゃないと何度も思い知らされるモラトリアム。抑えきれない自意識。苦しい青春。

  • 二十歳目前の若者たちの小さなドラマを描いた短編集。雑誌「パピルス」に掲載された「破りたかったもののすべて」の他、書き下ろし「ひーちゃんは線香花火」「燃えるスカートのあの子」「僕は魔法が使えない」「もういちど生まれる」収録。
    「燃える〜」以外は好きなお話。翔多に共感しがたいからかな…。4つから絞るのは難しいけれど、「僕は魔法が使えない」がおすすめです。金色のカレーか、どんな風に描くのか見てみたいです。

  • 朝井さんお得意の学生たちのエピソードをちりばめた一冊。それぞれの関係性を確認しつつ、がやや大変。別にそこまでぐるぐるさせなくても、とも思ったり。
    今どきは、こんなふうにツナガッテル、が普通なのかな。

  • ソーダ水みたいな、心にぽっと浮かんできて消えるような若い感情が、上手く表現されていた。

  • 朝井リョウって他の作品もそうだけど、私みたいな今時の若い人たちの気持ちをよくわかってて、読んでいて凄く共感する部分がいくつもあった。でも、やっぱ終わり方が独特だなーと思った

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著者プロフィール

1989年岐阜県生まれ。2009年『桐島、部活やめるってよ』で、「小説すばる新人賞」を受賞し、デビュー。11年『チア男子!!』で、高校生が選ぶ「天竜文学賞」を受賞。13年『何者』で「直木賞」、14年『世界地図の下書き』で「坪田譲治文学賞」を受賞する。その他著書に、『どうしても生きてる』『死にがいを求めて生きているの』『スター』『正欲』等がある。

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