- Amazon.co.jp ・本 (462ページ)
- / ISBN・EAN: 9784344022171
作品紹介・あらすじ
戦闘機パイロットになる道を、突如絶たれた空井大祐28歳が転勤した先は、東京市ヶ谷に聳え立つ防衛省--航空自衛隊幕僚監部広報室であった。アクが強い先輩たちに囲まれて、一人前の広報官としてテイクオフできるか!?
感想・レビュー・書評
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誰にも、思い描いていた未来や、どうしても叶えたい夢がきっとある。
こどもが生まれたら、呼吸するように本を読む子に育てたいなぁ、と夢みていたのに
ひとり娘を本を読まない子にしてしまったのは一生の不覚と思っていたのですが
その娘から、なんとクリスマスに、
この『空飛ぶ広報室』と『三匹のおっさん ふたたび』を
リボンをかけてプレゼントされて、思わず涙ぐんでしまって。
(泣きながらも、なぜこの2冊?と思ったのはヒミツ☆だけれど、
このセレクトにまつわるあれこれは、また別の機会に♪ )
本を読む子には育てられなかったけど、少なくとも
誰かが本を読むよろこびを尊重してくれる子には育ってくれた、と
本の神様にしみじみ感謝しながら読み進めたこの本に、
事故でパイロットという夢を断たれた空自広報官、空井くんの
「広報っていう仕事は、航空自衛隊を飛ばすことができるんです。--世間の風に」
という言葉が綴られていたことが奇跡のようで、またもや涙が。。。
残念ながら才能に恵まれなかったり、環境が許さなかったり、
空井くんのように不慮の事故に阻まれたりして、
夢に手が届かなかった人のほうが、世の中にはだんぜん多い。
でも、その「自分にとって一番ではない場所」に根をおろして
今の自分にできる、最善のことを為すことこそが、世の中を前進させ、
見知らぬ誰かの生活を支え、ひいては自分の幸せに繋がっていく。
パイロットとしての才能もあり、努力も怠らず、意欲も有り余るほどあったのに
自分には全く落ち度のない事故で夢を手放さねばならなかった空井くんだからこそ
理不尽さに歯噛みし号泣したあとの、新しい居場所を手に入れたのだ、
この経験があってこそ、浮かぶ瀬もある、という言葉が
尊く、清々しく、胸に響いてくるのです。
私のように、東日本大震災当時、被災者の皆さんのために駆け回る自衛隊の方々を
ただ立派だなぁ、偉いなぁ、とうっとり見つめるだけで
彼らもまた被災者であったのに、被災地の方がひとりでも多く温かい食事がとれるよう
燃料を節約し、自分達は冷たい缶メシを食べていたことも
届いた支援物資のおむつや生理用品はすべて被災者に配ったために
女性隊員たちがどんなに苦労してそれらを隊内で融通し合っていたかも知らず
教科書で詰め込まれた「自衛隊」への偏った知識に縛られて
「自衛隊」が、私たちと何もかわらない、
ひとりひとりの普通の人たちの集まりであることに思い及ばなかったひとにも
夢に手が届かず、辿り着いた場所で意気消沈しているひとにも
ぜひ手に取って読んでもらいたい、有川さん渾身の1冊です。 -
有川さんの描く大人は格好いい。
それは架空のヒーローの輝きとは違う。
ミーハーだったり、ちょっと拗ねてたり、冗談も言うし失敗もするけど、絶対にぶれない。そんな強さ。
押しつけがましくなく相手に手をさしのべて、つかんだ手を力強く引っ張り上げてくれる。黙って隣にいて優しく頭をなでてくれる。そんな優しさ。
『空飛ぶ広報室』は航空自衛隊航空幕僚監部広報室を描いた作品。
自衛隊に広報なんてあるんだ‥というところから出発し、こんなに全力で宣伝しているのにどうして印象に残っていないのか…と、かなり落ち込んだ。
受け取り側の問題も自分たちの努力不足と考える広報室の方達に頭が下がる。
そしてどこまでもまっすぐでぶれない姿に憧れる。
「あの日の松島」の中でリカが気付くことは全て私にも衝撃だった。
「僕たちの活動が国民の安心になるように伝えてほしいんです」
こんなこと私は今まで考えたことすらない。
日々訓練をしながらもその訓練が無駄になるよう祈る人達がいること、崩れ落ちそうな誰かを同じ場所から支えようと手を伸ばしてくれる人達がいることを私もずっと覚えていたい。
そして今度こそ発信されている情報を受け取りたい。
そう思った。-
「こんなに全力で宣伝しているのに」。。。ほんとですよね。
この本のおかげで、自衛隊について今まで気づきもしなかったことをたくさん知り
気づこ...「こんなに全力で宣伝しているのに」。。。ほんとですよね。
この本のおかげで、自衛隊について今まで気づきもしなかったことをたくさん知り
気づこうともしていなかったことを思い知らされました。
そして、takanatsuさんが書かれている通り
有川さんの描く人たちは、しゃくりあげようが、いじけようが
いざとなるとやっぱり背筋がピンと伸びて、素敵でした(*'-')フフ♪2013/03/19 -
まろんさん、コメントありがとうございます!
まろんさんのレビュを読まなかったらこの本を読んでいなかったかもしれません。
こんなに素敵な物...まろんさん、コメントありがとうございます!
まろんさんのレビュを読まなかったらこの本を読んでいなかったかもしれません。
こんなに素敵な物語に出会えたこととてもうれしく思っています。
本当にありがとうございます!
私はリカ以上に無知だったのでいろいろ落ち込むことも多かったのですが、それ以上に広報室の方達の眩さにドキドキして、私もこんなふうに生きたいと思いました。
「こんなふうに」は無理だとしてもこの人達を無視するのはやめなくちゃ…とも思いました。
「有川さんの描く人たちは、しゃくりあげようが、いじけようが
いざとなるとやっぱり背筋がピンと伸びて、素敵でした(*'-')フフ♪」
本当にそう思います!
自分と比べると自己嫌悪で大変なことになってしまいます…。
私もぶれない人間になりたいものです。2013/03/19
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待ちに待ってやっと読めたこの作品。
わが図書館は順番待ちの競争率がとても低い良い(?)図書館だが、この本だけは例外だった。久々に数か月待った。
有川さん大人気なんだな。
有川作品を読むのはまだ2作目。
有川さんといえば、べたべたの甘々との評が多いので構えて読んだが肩すかし?たまたま?
自衛隊シリーズはこんな感じなのだろうか。
いずれにせよ、純粋に楽しめた。
私の中での自衛隊の知識もリカと同じようなもので、ほとんど何も知らないに等しい。
そういう意味でもリカの気持ちに同化して、自分も読んでいくうちにすっかり自衛隊擁護派になってしまいそうになった。
簡単に結論を出すことはできないけれど、こういう小説を読むことによって自衛隊のことや9条のことを考えるきっかけになるのも悪くない。
そして、やはり「あの日の松島」。
数か月前にNHKのサラメシでブルーインパルスのパイロットたちが出演した特集を見て、この時も彼らの松島への思いが伝わってきてぐっと来た。
だから余計にこのエピローグはジーンときた。
今度近くで航空ショーがあったときは見に行ってみようか。 -
有川ひろさんの作品、ブクログ登録は3冊目になります。
著者、有川ひろさん、どのような方かというと、ウィキペディアには、次のように書かれています。
---引用開始
有川 ひろ(ありかわ ひろ、1972年6月9日 - )は、日本の小説家、ライトノベル作家。高知県出身、関西在住。園田学園女子大学卒。女性。既婚者(作家デビュー前に結婚)。
2019年2月、ペンネームの表記を有川 浩から有川 ひろ(読みはそのまま)へ改めることを発表。既に一部で「ひろ」に表記が改められている。
SFと軍事的要素の強いライトノベルで人気を博し、次第に現実的な一般文芸作品も手がけ多くの読者を獲得する。作品に『図書館戦争』(2006~07年)『三匹のおっさん』(2008~09年)シリーズや、『阪急電車』(2008年)、『空飛ぶ広報室』(2012年)など。
---引用終了
で、本作の内容は、次のとおり。
---引用開始
戦闘機パイロットになる道を、突如絶たれた空井大祐28歳が転勤した先は、東京市ヶ谷に聳え立つ防衛省--航空自衛隊幕僚監部広報室であった。アクが強い先輩たちに囲まれて、一人前の広報官としてテイクオフできるか!?
---引用終了
また、本作は、テレビドラマ化されたとのこと。
ウィキペディアによると、
2013年4月14日から6月23日まで毎週日曜日21時 - 21時54分に、TBS系『日曜劇場』で全11回で放送。
キャストは、
・稲葉リカ(新垣結衣 1988~)
・空井大祐(綾野剛 1982~)
など。 -
ドラマを先に見てしまったので、少し印象を冷ましてから読みました。
自衛隊の広報室の話。
パイロットの夢を断たれた航空自衛隊の青年と、報道部からはずされて自衛隊の取材をすることになった若い女性との出会い。
面白かったですよ。
空井大祐は、ブルーインパルスのパイロットになるのが夢だった。
実現を目前にして、交通事故で罷免に。普通に生活できるぐらいに回復しても、戦闘機パイロットはとても無理なのだ。
市ヶ谷にある防衛省の広報室に配属されることに。
室長の鷺坂は詐欺師と異名をとる曲者ながら、鷹揚に対処してくれる上司。
ベテランの比嘉は昇進を望まず地道な仕事を続けていて、階級では上だが何も出来ない新米の空井を指導してくれた。
そんなところへ、テレビ局から新人ディレクターの稲葉リカがやってくる。
報道の仕事できつい取材を経験してきたリカだが、自衛隊のことは何も知らず、つっかかるような物言い。
そんなリカに自衛隊のことを理解してもらおうとする空井。広報室の面々も変わったキャラ揃い。
自衛隊のイメージが良くないことを知っても怒ってはいけない、それは広報の責任なのだから、という鷺坂の言葉には呻らされます。
航空自衛隊が空軍じゃないことぐらい、知ってる!けどねえ‥
他に何を知ってるかというと、確かに‥??
女を捨てた振る舞いをしている「残念な美人」の柚木さんが印象深かったですね。
女性が登用されたばかりの年代は厳しい経験をするもの。まして自衛隊では‥
ドラマでもほとんど生かされ、しっかり幸せになっていて満足。
俳優が頭にくっきり浮かんでしまいます。
空井の号泣シーンは綾野剛ならでは、他の俳優じゃちょっと。
かなり合っている配役!だけど、先に読んでいたら‥ヒロインは違ったかな。優等生的なのは合ってるけど、何年も仕事している人に見えないんで~でも健康そうでつるっとしたところが話を重くしなくていいのかもね。
ドラマのほうが気恥ずかしいような若々しいロマンスにしてあるし~有川作品としては十分ありうるので、原作があっさりしていてむしろ意外。
あの日の松島が終盤に来るため、ということもあったのでしょうか。
有川浩に小説の企画を持ち込んだリアル鷺坂(仮)は、いい仕事をしましたねえ! -
いつもながら面白くて、時間が経つのも忘れて読み進めてしまうのは当たり前として。
空井と稲葉、柚木と慎、さんざん思わせぶりしておいて、結局くっつかんのか〜い!くっつかんで終わるんか~い!(笑)
自衛隊って、これまでは災害時に働く組織って感じだったけど、ロシア中国北朝鮮あたりが不穏な今日このごろ、本来の領域での活躍があるやもしれませんね。頼りにしてます! -
中の人じゃないか!
まずそう思いました
上っ面の自衛隊に対する「知識」だけじゃ決して書けない物語ですよねこれ
自衛隊のしかも広報室を題材にするってすごいし、実話に端を発してるんだろうなってところがかなりみてとれます
とても丁寧に取材されたんだろうなってのはもちろんなんですが、もう明らかに取材中のこぼれ話が元になってるんだろうなって思えるんですよ
そしてこぼれ話が拾えるって取材相手にかなり信頼されてないとダメですよね
すごいな〜すごいな有川浩さん
でもね
自分は松島篇いらなかったんじゃないかなぁって思うんですよね
10年たった今だからそう思うのか、もし当時読んでたらまた違う感想をもったのかそれはわからないですけど
とにかく「今の」自分はそう思ったのです
そう思ったんだからそう書いておこう
それは多分あの震災をさかいに間違いなく自衛隊への世間の見方っていい方向に変わったよねってことも無関係じゃない気がします
作中で比嘉が危惧した方法でですけどね
あと全くの余談ですがレモンケーキ食べた日にレモンケーキさんに「いいね」頂きました
なんか凄いw-
さらに余談ですがテレビ見てたらぼる塾の田辺さんがレモンケーキ作ってる
今日レモンケーキの日やな
1月9日はレモンケーキの日で決まりwさらに余談ですがテレビ見てたらぼる塾の田辺さんがレモンケーキ作ってる
今日レモンケーキの日やな
1月9日はレモンケーキの日で決まりw2022/01/09
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文庫待ちのつもりが、ドラマの初回がとても印象的であったので、購入。
結構なボリュームでしたが、一気に読んでしまいました。
なお購入時点では、家内は眉をひそめていましたが、、
ドラマが進むに従って手に取りたくなったらしく、ちょっと勝った気分です。
さて、主人公は夢を見失った二人の男女、
一人は戦闘機のパイロット、一人は報道ディレクター。
彼らを軸にしての、航空自衛隊の広報部門の群像劇、でしょうか。
ある種連作短編のようで、視点も折々で変化することもあって、面白く。
元々は、2011年夏の発売を予定してたそうですが、311を受けて延期されたそうです。
最終的には、松島のエピソードが追加されて、2012年夏に発売されました。
その追加された松島の章での、「一生の指針」との言葉が、愛おしく響きます、
自衛隊の在り様を正面からとらえて、そして応えている、とも。
原作では311の数年前の1年間(4月-3月)を追った内容ですが、
ドラマは2010年の4月から始まっていたはずです、確か。
一つの着地点として311が入ってくるんだろうなぁ、、と思いつつ、
ドラマの中ではその311がどう描かれるのか、目が離せません。
なお、有川さんらしく糖分もちゃんと散りばめられていますので、
そちらがお好きな方にも、安心して読んでいただける内容かと。
そういや「空飛ぶ広報室」とは、ほんとに使われてる名称なのかな、、
なんにせよ、今度の入間航空祭にはブルーインパルスに会いに行こうと、思います。-
vilureefさん、こんにちは~
いや~、読み始めたら止まらなくて一気読みしてしまいました。
ドラマもいい感じで、原作読んでからだとつい...vilureefさん、こんにちは~
いや~、読み始めたら止まらなくて一気読みしてしまいました。
ドラマもいい感じで、原作読んでからだとつい、ニヤニヤしつつ見てたりします~
航空ショー、凄いみたいですね、、行くなら覚悟していかないとですかね~
でも、今年はがんばってみようと思います!
同じ空を見上げることができたら、いいですね~!2013/05/29 -
ohsuiさん、こんにちは。ドラマで、ブルーが飛ぶところを見て、「ああ、原作のとおりだ・・・」って私、涙がでました。自衛官、最高です。ohsuiさん、こんにちは。ドラマで、ブルーが飛ぶところを見て、「ああ、原作のとおりだ・・・」って私、涙がでました。自衛官、最高です。2013/06/27
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ayakoo80000さん、こんにちは。
ドラマ、ブルーの飛ぶさまは素敵でしたね~、原作を丁寧にまとめられていたと思います。
自衛隊には、...ayakoo80000さん、こんにちは。
ドラマ、ブルーの飛ぶさまは素敵でしたね~、原作を丁寧にまとめられていたと思います。
自衛隊には、ほんと、感謝しかありません。。2013/06/29
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防衛省航空幕僚監部広報室に勤務する魅力的な人たちの魅力的なお話。防衛省には、広報を担当する部署があるのか。知ってたような、知らなかったような。
この作品を通して有川さんがたびたび書いているように、人間は関心のない領域には、とことん無関心でいられてしまうからなあ。自衛隊のこと、知らなくても平気だったというのは、我ながら恥ずかしい。
今回の有川作品も、キャラがいい。
不慮の事故でパイロット免許を剥奪され、広報室にやってきた空井くんはじめ、取材対象という記号でしか人を見ようとしなかったため、報道部を異動させられた稲葉リカ、広報ベテランの比嘉を意識して失敗ばかりの片山、女であることに仕事上コンプレックスを感じ、おっさんのように振舞う油木、彼女を慕う槙、そして飛び抜けた感性と行動力を持つ室長、鷺坂。
みんなかっこよすぎるよう。
自衛隊の人たちって、こんなにかっこいいの?自分たちには何の見返りもなく、有事の際には家族も放って事故現場に駆けつける。自分たちのことは二の次。今、困っている人を最優先に助ける。
けれど、無関心な人たちからは、「税金を無駄に使っている、暴力的な集団」とみなされてしまっている。そんなの、ダメだ。
広報は、そのためにある。自衛隊を知ってもらうために「広報室」がある。知ってもらうことは、本当に重要なことだ。
テレビドラマの中で、たった数分間、自衛隊が所有する戦闘機が映る、ドラマのキャストが「航空自衛隊」と台詞を言う。これに、何百人という職員と、何百時間という時間が掛けられているのか、この作品を通して初めて知った。
これを知った今、私はもう自衛隊に無関心でいられない。自衛隊について、検索だ。
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改めてこんにちは!
私も自衛隊のことに関心を持ったのは、有川作品を通してで、去年の東日本大震災での活躍にすごい人たちなぁと思ったものです。
...改めてこんにちは!
私も自衛隊のことに関心を持ったのは、有川作品を通してで、去年の東日本大震災での活躍にすごい人たちなぁと思ったものです。
私は18年前の阪神大震災で被災しましたが、当時はお世話になりながら、「お水持ってきてくれる人たち」くらいの認識でしたからね…!ごめんなさい、と今にして思います^^;
そんな人のためにも、広報室の役割は大きいんだろうなと思います。
あやこさんのレビューで、すごく読みたいという気持ちになりました。どうもありがとうございます♪2012/12/06 -
まりもさん>>こんにちは。この作品を読んだ方々が皆書かれているように、巻末の書き下ろしの「あの日の松島」、これが最高にいいです。
私は、震...まりもさん>>こんにちは。この作品を読んだ方々が皆書かれているように、巻末の書き下ろしの「あの日の松島」、これが最高にいいです。
私は、震災の起こる前の松島に行ったことがあります。松の並木を海が守っているような風景で、「そりゃあ、松尾芭蕉も、松島の月がまず心にかかるよー」って思いました。本当に美しい風景でした。
あの風景を、自衛隊が守ってくれていたと考えたら、もう・・・
マリもさんは、阪神大震災の経験者の方なんですね。私も、そのとき、関西に住んでいたので、阪神大震災の揺れを経験しました。本当に恐ろしかったです。
私たちを無条件に守ってくれる、自衛隊の人のことを、もっとよりよく知りたいですね。
コメントありがとうございました。2012/12/09 -
ドラマ見ました。ラブシーンが有るのね!恋が成就するところまで描かないのが本作のキモだと思ったのに。ドラマ的にはしょうがないんだろうけど。上手...ドラマ見ました。ラブシーンが有るのね!恋が成就するところまで描かないのが本作のキモだと思ったのに。ドラマ的にはしょうがないんだろうけど。上手い事ちょっとずつ変えてるね。しかしガッキーは可愛い。2013/06/16
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有川浩さんお得意のアマアマは少々。
途中途中に、ずしりっと言葉が刺さる。
頭をガツンって、やられるセリフがあった。
いい物語だった。
お話は...
全国の飛行隊から選ばれた精鋭集団、ブルーインパルス。
子どもの頃からの憧れだった。
憧れに手が届いていた。もう目の前に。
大型トラックが信号待ちの人たちを跳ね飛ばされてしまわなければ。
彼は、パイロットを罷免され、広報室に配属された...
空井も稲葉リカも夢やぶれて今がある。
頑張ってきたからこそ、(なんで俺が...)(なんで私が...)ってなるのわかる。
溜め込んだものを吐き出せるように、頭、心かな、を切り替えるのって難しいです。私は本がキッカケで切り替えできたな〜。
空井や稲ぴょんが大切にすべきことを理解し、大切にしようとする姿勢、成長がいいです。
2人を茶化し?見守る上司や仲間、特に鷺坂がすばらしいです。
鷺坂の考え方、言葉すばらしいです。
憧れる職場の人間関係w
この本は、本当は2011年夏に刊行予定だったようです。
しかし2011年3月11日の大震災発生に際し、有川浩さんが刊行延期を決定。
末尾に震災後の場所を舞台に物語が紡がれています。
とても静かに時が流れていました。
とても静かに言葉が伝わってきました。
涙がはらはらと零れました。
大切な言葉をいただきました。
分かります!直木賞候補作を先に読んでるとちょっぴり優越感ですよね。
残念ながら今回の候補作はどれも読んでいませんが・・・...
分かります!直木賞候補作を先に読んでるとちょっぴり優越感ですよね。
残念ながら今回の候補作はどれも読んでいませんが・・・(^_^;)
受賞が決まると図書館の予約が殺到するので候補の段階で読まないと。
読書家なんてとんでもありません。
まろんさんの足元にも及ばない。
私もまろんさんのような素敵なレビューが書けるように日々精進です!
いえいえ、私は本さえ読めていれば幸せで
読書に関してはミーハーの極みなので、お恥ずかしいです(>_<)
図書館の膨...
いえいえ、私は本さえ読めていれば幸せで
読書に関してはミーハーの極みなので、お恥ずかしいです(>_<)
図書館の膨大な予約数をかいくぐり、
気になる本がvilureefさんのお手元になるべくたくさん届くよう
猫といっしょににゃむにゃむ呪文を唱えて、お祈りしていますね(*'-')フフ♪
なんといってもあの有川さんなので、小気味よくお話が進むのですが
泣いたり笑ったり感動したり、自衛隊のことも仕事のことも
...
なんといってもあの有川さんなので、小気味よくお話が進むのですが
泣いたり笑ったり感動したり、自衛隊のことも仕事のことも
ほんとうにいろんなことを考えさせられる本でした。
ページ数が多いのに、ひきこまれてあっという間に読んでしまって
あれ?こんなに分厚い本だったっけ?と、読み終えてから驚いたりして。
私こそ、今年もどうぞよろしくお願いします(*^_^*)