ナウシカの飛行具、作ってみた 発想・制作・離陸---- メーヴェが飛ぶまでの10年間

  • 幻冬舎
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感想 : 43
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  • Amazon.co.jp ・本 (198ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344024502

感想・レビュー・書評

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  • 長いスパンで夢を実現。なぜこれを実現したかったか、自分のためだけなら、多分、ここまでがんばれないのでは。希望のためのソーシャルデザインだと感じました。
    この本、面白いのですが、語り口があまりにも冗長で、読み進めにくかった…。話言葉のようにやさしすぎる感じ。文章の量にくらべ、情報量が少ない気がして、ちょっと食べ足りないかな。

  • No.623

  • YouTubeでこの機体の飛ぶのを見て以来、この本を読みたいとずっと思っていた。何と、勤務先の図書館に入りました。素晴らしい選書眼です。
    さて、メーヴェを飛ばしたいという筆者の熱い思いで出来上がったこの機体。やはり、作るのも、飛ばすのも、大変な苦労の連続であったことがわかる。何しろ資金をどう調達するか、試験飛行の届け出はどうするか、などなど、作成と実験以外の問題にも対処しなければならない。ある意味で、この本な良質な問題解決の実践例と言える。
    同時に、飛行機というものが人の夢を乗せるだけでなく、戦争ともつながりの深いものであることを意識させられる。筆者はそうした観点に対しても目配りを怠らない。アーティストとは、また優れた実践家でもあるのだ。
    駆け足で読んだが、良かった。お勧めする。

  • 「風の谷のナウシカ」に登場するメーヴェを現実に(勝手に)作ってしまう話。
    この、「中2のココロと大人の技術の融合」ってすごい。
    いつの間にか「おっさんのくたびれたココロと中2のままの幼稚な技術の腐れ縁」になっていたんだな、と思うと、なんかすごい喪失感。

    ちゃんと真面目にバカをしよう、と思う。

  • 本当にうつくしい機体!ナウシカファンにはたまらないプロジェクト。

  • ひとそれぞれ夢があり、夢をもち、夢を見ながら歩んでいく。楽しいと思って夢に挑む、最後まで諦めずに夢に向かっていく、夢を実現するために、あらゆる手段を取り、先を読み、決して準備を怠らない。
    そんなひとがいるってことが、よくわかる。
    動機は何?美しい空へ、白い翼が舞う姿。想像すれば、もう十分なんだろうな。でも、夢が叶った瞬間、それは夢じゃなくなる気がする。満たされた瞬間にこぼれていくものかも知れない。

  • 「ちゃんと飛ぶ、メーヴェのような飛行機を作りたい!」という一心で、10年掛けて本当に作ってしまったプロジェクトのお話。
    大人が本気で遊んでいる(もちろん、ビジネスの側面はあるにしても)姿が楽しい。
    鳥人間コンテストが好きな人なら、きっと楽しめる本だと思う。
    作る方は自分ではとても真似ができないが、完成したメーヴェには乗ってみたい。

  •  メー○ェを作ってみたための工夫というよりは、自主制作飛行機を作るためのノウハウ的なものを感じた。しかし、メー○ェという名前が無かったらお金も集まらないし、現代美術としても成り立たないのだろう。わかんないけど。
     非公式でもこんなに盛り上がるとは、風の谷のナウシカって偉大ですね。

  • Youtube見ました。なぜだか涙が出てきました。ホントに翔ぶんですね。

  • 本書は八谷さんがアニメ「風の谷のナウシカ」に出てくる”メーヴェ”を自分で作ろうと思い立ち37歳でプロジェクトを立ち上げてからの10年を綴ったものである。
    手に取るまでは、専門用語と数式ばかりの字が細かい論文のようなものだったらどうしようと心配していたが杞憂に終わった。
    八谷さんのの話を猪谷さんがまとめてテキストにしているので、ある意味客観的に、想いや、アクシデントの起きた時の心境を綴ってあるので、八谷さんがプロジェクトと並行して、仕事をし、結婚して子育てもするバランス感覚と、製作費を捻出するための交渉力、行動力、柔軟さに時には目頭が熱くなり、時には、顔がにやける。まるで自分がこのプロジェクトに参加している錯覚をおこす。
    このような大人たちが居れば日本の未来は明るいなぁと思うし、自分たちが次世代の子供たちに明るい社会を作っていこうと奮起させてくれる。
    進路に悩んでいる学生さんにも是非読んでもらいたい。

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