- Amazon.co.jp ・本 (223ページ)
- / ISBN・EAN: 9784344025974
感想・レビュー・書評
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日本の累積赤字1000兆円以上。一方年間予算50兆円。仮に支出を抑えて40兆円にして浮いた10兆で借金返そうとしても100年かかる。でも政府は90兆円を使おうとしている。借金の原資は国債、これを日銀が買っている。国債は償還日が来る。長期金利がほとんどゼロだが、これが上がり始めると運転資金が回らなくなり破綻するというシナリオ。
回避するには時既に遅し。被害を最小限にとめるための策を説く。
昔から極論傾向にある著者だが、ひとつの意見として認識しておいても良いかもしれない。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
自分の頭で考えて、行動する習慣を身につける
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日銀 2014年末まで国債100兆円買います
そのあと誰が国債を買い支えるか
中国の輸出が好調 1980年 一元160円が現在16円に下落したから
1998年ロシア危機 資産を海外に逃した者は豊かになり、ルーブルに固執していたものは、資産家から貧者に没落した
ドル資産購入 もし円高になって損しても保険料と割り切る
アメリカ~ シェールガス革命でエネルギーを中東から購入しなくなって、収支が改善
ドル預金の為替差益は雑所得
MMFは譲渡益が非課税
ドルMMFは2015/12までお得 そのあと20%の申告分離課税
デフレからハイパーインフレになるときにどうやって資産を守るか 日本にある金融機関で外貨資産を買っておく -
円安誘導による利点を説く。
切れ味がよく、大変わかりやすい。 -
著者に対しては、偏った考え方という印象をもっている方が多いと思います。投資系のラジオでも極端な例ということで名前が出てきます。
ただ、こうした考え方があるのも事実ですし、書かれていることが頭の片隅にあるのとないのとでは、日頃の備えが変わってくると思います。
信じる・信じないよりも、こう言った考えがあり、可能性があるということを知っておくことが大切だと思います。 -
外貨MMFなのですね。
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-2014/07/17
危機感は伝わるが、実感がない。NISAも多くの人が購入しているが、そのことを知っている人は一握りである。
ほとんどの日本人は茹でガエル状態だ。 -
経済崩壊、国債暴落、ハイパーインフレ...。ここ数年多くの方がこのフレーズをテーマに語られている。確かに国の借金は膨大で、このままでは近い将来何らかの大きな動きがあるのを予想するのは難しくない。ただ私を含め多くの国民は危機感は高くない。正しい情報も入ってこないし、入ってきた頃には後の祭りである。もちろん痛い目にあうのは必至。著者が後半に述べている再生に賭けよう。