サーカスナイト

  • 幻冬舎
3.62
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本棚登録 : 771
感想 : 89
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  • Amazon.co.jp ・本 (364ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344027114

感想・レビュー・書評

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  • あまりにもゆっくりなテンポに
    飽きてしまったけど
    少し好きなお話だった。

    ずっと友人でいるだろうと思ってた男性
    悟がガンなことがわかって
    子供を作ってと言われたから結婚したさやか。
    勇気あるなぁ。
    悟は実はずっとさやかが好きだったんだなぁとわかるシーンが好き。

    元彼の一郎はなんかよく魅力がわからないけど。
    不思議な話だった。

  • バリで育って父母を早くに亡くしたさやかが、ある事件をきっかけに恋人の家族から離れなければならなくなり、その後余命短い男性の妻となり、子どもを生んであげて、義理父母ができて、と幸せに暮らしていたらまためぐり合う偶然。全体的にまったりとでもしあわせになる感じのストーリーでした。

  • 憧れている人がいた。
    たまに思い出したように会い、一緒に山に登ったりした。
    ある日、彼はがんで余命いくばくもないと知った。
    そして「僕の子供を産んでほしい」と言われた。

    物語は全てが終わり、新しく始まる所から描かれる。
    夫の悟は死に、娘のみちるは大きくなった。二世帯住宅の一階にいる義父母は元気だし、仲もいい。いつかこの家を出ていく日が来たとしても、それは想定内。

    そんなさやかのもとに一通の手紙が届く。
    さやか達の家が建つ前、その土地に住んでいたと。
    死の間際にある母が、昔庭にある物を埋め、それがどうしても気になっている。どうか庭を掘らせてくれないか?

    さやかが掘ってみるとそこには人間の骨があった。
    しかも、その手紙の主は以前の恋人、一郎が、さやかがこの家の住人であると知らずに送ったものだった。

    色んな偶然が重なって一郎と再会したさやか。
    それと同時に二人が別れるきっかけとなり、さやかの手に大きな傷を負わせた事件のことも語られる。

    「昭和はいろいろあったから」と語る母親たちの言葉に、同じく昭和生まれの私としては、思う所があった。

    どんなに過去が厳しく辛いものであっても、人は前を向いて歩いていかなくてはいけない。何気ない文章に、何気なくとても大切なことが書いてある小説だった。

  • 2015.8 市立図書館

    最近のばなな小説の中では、かなり好きな方。
    素直におもしろかった。

    娘ちゃんやお義母さんのキャラが素敵すぎる。

  • もう ばななさんはいいかなぁ〜

    死と大切な人と
    同じようなテーマで
    読んでいると心地よさはあるものの
    読書体験として
    いつもと同じだなと感じてしまう。

    文章に若干説教臭さがあり
    純粋にお話が楽しめなくなってきた

  • 子ども時代をバリで過ごした主人公。早くに両親を亡くし、かねてより友達だった余命わずかな友達の頼みを受ける。
    その頼みとは子どもを作り育て上げてほしいというもの。ぶじ娘がうまれ、義両親との二世帯住宅で暮らすが、元彼との縁を感じる出来事がおこる。

    心理描写の波状攻撃は飽きる。
    自分には合わないみたい。

  • カラッとした魅力的な登場人物。ブラックジョークが笑える言葉のキャッチボールは、よしもと作品の中でも最上級に面白い。

  • 愛しています。
    ただ冗長でクドイですね、毎度のことながら。それは当人が後書でも「ゆるく書いた」というようなことを述べられているのでまあそうなんでしょう、というか。
    まあでも、わたしはよしもとばななさんを愛しています。

  • 2015 6/22

  • 主人公と、恋のライバルであった女性の対比が面白かった。それぞれの生き方なんだろうけど、やっぱり主人公のような、突き抜けた生き方に私は憧れるな。

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著者プロフィール

1964年07月24日東京都生まれ。A型。日本大学芸術学部文藝学科卒業。1987年11月小説「キッチン」で第6回海燕新人文学賞受賞。1988年01月『キッチン』で第16回泉鏡花文学賞受賞。1988年08月『キッチン』『うたかた/サンクチュアリ』で第39回芸術選奨文部大臣新人賞受賞。1989年03月『TUGUMI』で第2回山本周五郎賞受賞。1993年06月イタリアのスカンノ賞受賞。1995年11月『アムリタ』で第5回紫式部賞受賞。1996年03月イタリアのフェンディッシメ文学賞「Under 35」受賞。1999年11月イタリアのマスケラダルジェント賞文学部門受賞。2000年09月『不倫と南米』で第10回ドゥマゴ文学賞受賞。『キッチン』をはじめ、諸作品は海外30数カ国で翻訳、出版されている。

「2013年 『女子の遺伝子』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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