チェーン・ピープル

著者 : 三崎亜記

• 幻冬舎 (2017年4月20日発売)

感想・レビュー・書評

[uchinekoさんの感想 · 2017年6月3日]

名前も年齢も住所もまったく違うのに、言動や身ごなし、癖に奇妙な共通点がある。彼らは「チェーン・ピープル」と呼ばれ、定められた人格マニュアルに則って暮らしているのだ。

表題作はメタファー満載の三崎亜記らしい作品。でもその他の短編は、ストーリーは面白いのだけれどちょっと三崎の理屈が勝ちすぎている感があって、そこまでは楽しめなかったというのが正直なところ。
（Ｃ）

[happyyuさんの感想 · 2017年5月30日]

う～ん。

[ymkmさんの感想 · 2017年5月28日]

久々に三崎亜記さんらしい不思議な世界に浸った。いつもより風刺もきいている感じもした。ファンタジーすぎず、ありそうでなさそうでの唯一無二な世界。内容は考えさせられる事もあったけど、やっぱり好きです。

著者プロフィール

1970年福岡県生まれ。熊本大学文学部史学科卒業。2004年『となり町戦争』で第17回小説すばる新人賞を受賞しビュー。同作は18万部のヒットとなり直木賞にもノミネートされた。著書に『廃墟建築士』『刻まれない明日』『コロヨシ!!』『決起！　コロヨシ!!２』など。

「2021年 『博多さっぱそうらん記』 で使われていた紹介文から引用しています。」