読書という荒野 (NewsPicks Book)

著者 :
  • 幻冬舎
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本棚登録 : 1521
感想 : 193
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  • Amazon.co.jp ・本 (237ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344033054

感想・レビュー・書評

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  • 読書の幅を広げてくれた一冊です。

  • 言葉の世界で生きてる人の「言葉」は重みがある。

    読書はどれだけ心動く瞬間を見つけて、それを思考する。
    そうすることで教養が深まる。

    実に学び、新たな視点をくれる一冊。

  • 幻冬舎代表取締役社長が書かれた一冊

    頭を殴られたような感覚を覚えた。
    自分のだらしなさ、体たらくさが恥ずかしい。
    年齢を重ね、仕事でもそれなりのポジションになるにつれ、いつの間にか中途半端になっていたなと。

  • 幻冬社社長にして稀代の編集者である著者による読書論。「苦しくなければ読書じゃない」と言い切るほどに「読書」に対する強い考えが伺える。
    深い読書経験からしか血肉化した言葉は生まれない。
    自分はあまり文学というものに手を出さずにいたが、そういったジャンルも少しずつ読んでみようと思わされた。

    繊細な言葉が描かれ、読み物としても単純に面白い。

  • 幻冬舎の社長・見城徹氏の読書に対する深い洞察。
    カバーの写真の見城徹氏の鋭い眼光から放たれており、その時点ですでにオーラが伝わってきます。

    内容に対して共感・異論も賛否両論あるかもしれないが、読んでみると良いです。


    第1章 血肉化した言葉を獲得せよ
    第2章 現実を戦う「武器」を手に入れろ
    第3章 極端になれ! ミドルは何も生み出さない
    第4章 編集者という病い
    第5章 旅に出て外部に晒され、恋に堕ちて他者を知る
    第6章 血で血を洗う読書という荒野を突き進め
    おわりに 絶望から苛酷へ。認識者から実践者へ

  • 読み初めはなかなか難しいと感じたが、意外とすいすい読めた。

    編集者として、著者とどのように作品を作ったかが描かれている。本を紹介する本とも言える。

    読書をする事で何倍もの経験をできる。
    読書をよりしたいと思える本。

    太陽の末裔を読んでみたい。

  • 自己検証、自己嫌悪、自己否定。幻冬舎を立ち上げた見城徹さんが強く意識している言葉。印象に残ったのは①「この本を読め」と言うつもりはない。その時々で自然に手が伸びたものを読めばいいと考えている。 ②「速読して年間に500冊本を読んだ」という話は本当にくだらない。それよりも自分の心揺らぐ瞬間を発見し、思考の軸とすること。それこそが教養。③重要なのは、「何が書かれているか」ではなく、「自分がどう感じるか」。④石原さんの「太陽の季節」を暗唱。多くの本と、作家から、人間としての本質を学んでいるということがわかった。

  • 読書熱というより、熱く生きるためのモチベーションが生まれる本。生き様が仕事に繋がる人の典型例で、方法を真似することはできないが高ぶる。
    見城さんの現在を知らずに読む方が響く。

  • 見城徹さんのこの本は、私がコクテイル という素敵なお店で置いてあった
    少し読んだだけで、引き込まれてこの人の文章すごく面白いなと思って手に取ってみた

    編集者としての生き様が伝わってくる
    作家との関わり方とか、仕事への熱意とか熱いなと思った
    きっと好き好きあるだろうが、さすが本を読みまくってきた人の文章て本当うまいと思った
    ちょっと金の匂いが鼻に付くが

  • 【気になった場所】

    読書とは
    →何が書かれているかでなく、自分がどう感じるか
    →実生活では経験できない別世界の経験をし、他者への想像力を磨くこと

    人が進歩するための要素
    =自己検証+自己嫌悪+自己否定

    読書経験者は、一度は左翼思想に傾倒する
    →その思想だけでは現実世界が回らないことを知ると、人としての厚みが出る
    →この世界を変えてやるというピュアな感情がイノベーションを起こす源泉になる

    人間や社会の本質が書かれている本を読め
    →文学や神話など
    →ビジネス書や実用書には結果しか記されていない

    教養=思考する言葉
    →人生や社会に対する深い洞察
    →自分の心が揺らぐ瞬間を発見し、思考の軸とすること

    売れるコンテンツの条件
    ・オリジナリティーがあること
    ・極端であること
    ・明確であること
    ・癒着があること

    努力は、圧倒的になって初めて意味がある

    感想は人間関係の第一歩
    →その感想が、相手本人も気づいていないことを気づかせたり、次の仕事の示唆となるような刺激を与えたりしなければならない

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著者プロフィール

幻冬舎代表取締役社長。1950年12月29日静岡県清水市(現:静岡市清水区)生まれ。 静岡県立清水南高等学校を卒業し、慶應義塾大学法学部に進学。大学卒業後、廣済堂出版に入社。初めて自身で企画した『公文式算数の秘密』が38万部のベストセラーに。75年、角川書店に入社。「野性時代」副編集長を経て、「月刊カドカワ」編集長に就任、部数を30 倍に伸ばす。5本の直木賞作品を始め数々のヒット作を生み出し、41歳にして取締役編集部長に。 93年、角川書店を退社し、幻冬舎を設立。五木寛之『大河の一滴』、石原慎太郎『弟』、唐沢寿明『ふたり』、郷ひろみ『ダディ』、天童荒太『永遠の仔』、村上龍『13歳のハローワーク』、劇団ひとり『陰日向に咲く』、長谷部誠『心を整える。』、渡辺和子『置かれた場所で咲きなさい』など26年間で25冊ものミリオンセラーを世に送り出す。著書に『編集者という病い』、『異端者の快楽』、『たった一人の熱狂』、藤田晋との共著に『憂鬱でなければ、仕事じゃない』『絶望しきって死ぬために、今を熱狂して生きろ』、松浦勝人との共著に『危険な二人』、林真理子との共著に『過剰な二人』などがある。

「2020年 『読書という荒野』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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