- Amazon.co.jp ・本 (404ページ)
- / ISBN・EAN: 9784344042636
感想・レビュー・書評
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ミステリーなのだが、謎解きよりも女政治家というテーマで心に突き刺さるお話だった。この国が一番先に変わらなければならないのは、こういうところなのでは。
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男と女。同じ土俵に上がれなくても、同じ舞台に立とうとする意地と根性と気迫に満ちた作品でした。かと思いきや同じ土俵なんてまっぴらごめんとばかりにしなやかさとしたたかさで突き進んでゆく軽やかさもあり、グイグイ読めます。
男だからとか女だからとかいうものを取り払えない忸怩たる思いを引きずって、それでも這い進んでいこうとするどうしようもなさがしんどくもあります。でも根底にある誰かのためでなく自分が知りたい、納得したい、変えたいという情熱、「憤慨して」いるのだ、怒っているのだと声を上げるエネルギーに元気をもらいました。高月さんにバシッと背中を叩いてもらいたい!
国会のマドンナ"お嬢"の死の真相を軸に謎に迫っていくミステリ要素にもあぁっ、というラストが待っており大満足の一冊でした。
#プルーフ -
ブクログピックアップで「統合失調症の一族」という題名に目が留まり、その流れでこちらの本にも。
前者は海外のノンフィクションの話らしく大体のあらましは理解したものの、細かい内容と最後に少し読み取れるという救いを感じる結末というのが気になって読もうかどうかと迷い中。でも直訳調&暗い内容で読むのが大変そう、、、、実際興味本位で読みだしたことを途中後悔したという人の感想もある(笑)
迷いの中で目にしたこちらは、エッセイか揶揄した小説かと思いきや、まさかのミステリ×政治モノらしい。そういう意味では多少重かったとしてもこちらの方が気兼ねなく楽しめるのかな、、、
そう迷う中で目に留まった「同志少女よ敵を撃て」は大分前にその存在を知って一旦は借りたものの時間のなさから読めずに返した本だったな。
とりあえず三冊くらい候補があれば、一冊くらいは実際に読破する、、、かも? -
男性社会の中で、仕事を頑張っている女性たちを主役に描く。
さすが新川帆立さん
面白くて一気に読みました。
議員、政策担当秘書、記者。
女であるだけで、男より苦労が多いと思う。
豊田真由子さんがあんな言動するようになったのも
なるほど、こういう世界だから
負けないようになのかな、と思いました。
現在活動されている皆さん
頑張ってください! -
今回の新川帆立は池井戸潤を思わせるような展開。市会議員・間橋みゆきが国政への出馬を決意する場面は名シーン。
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お見事なドンデン返し。でも、情報は全て出てたっけ? また、間橋さんの今後が気になる。
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まあまあ面白かった。
ミステリーのどんでん返しも中々。
途中で読むのが面倒になる中弛みはあったが、総じて面白かった。