延長戦に入りました (幻冬舎文庫 お 13-1)

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  • 幻冬舎
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  • Amazon.co.jp ・本 (249ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344403673

感想・レビュー・書評

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  • 奥田さんのスポーツに関するエッセイ

    なかなか面白かった
    スポーツ観戦の仕方など、目線が
    俺も同じような所を見てるので、凄い嬉しかった。

    やはり 一流作家だと観察眼がすごい
    自分も良くプロレス見に行ったり、映像で見てても客席に凄い気になる人がいる
    会場でも良く見かける
    【タイガーマスクのマスクを被った巨漢の男性】

    大体 選手の入場する脇に席をとってて…
    またいるなぁ…って

    作家さんもそうですが、
    個人的に本好きや、動物好きな人って観察眼がある気がします

    観察眼あると、見えなくて良いものまで気づいてしまう
    人の癖…
    あとは例えば、幼稚園でイベントなど手伝っていただけるお父さんいませんか?
    と言われ
    率先して手伝うお父さん達が思春期の男の子みたいに、チラチラ気にしてるのは園で1番可愛い先生だったり

    そういうの気づくと 結構ひく(笑)
    奥様方 気づかないのかなぁ…

    こういう本読むと
    スポーツでも映画でも何でも
    1つの試合、作品見てても
    楽しさが何倍にもなるので 良いですね。

  • 内容紹介
    ボブスレーの二番目の選手は何をしているのか? と物議を醸し、がに股を余儀なくされる女子スケート選手の繊細な心の葛藤を慮る、〈読んで・笑って・観戦して〉三倍楽しい猛毒エッセイ三十四篇。

  • 共感できる部分は少なかったけど時々くすっと笑えてやっぱり奥田さんって面白い人だったんだなぁと。スポーツ好きの中年男性にはおすすめの本だと思いますw

  • スポーツを題材にしたエッセイ
    ひねくれ者がくだらないことを書いている(ほめてます)

  • 一番好きな本は何かと尋ねられると一つに絞るのはなかなか難しいけれど、一番面白い本は何かと尋ねられたら間違いなくこの本が一番おもしろいと思う。
    わたしもボクシングとか野球中継をみるとついつい客席に目がいってしまう人ですが、去年の夏父親と野球中継を観ていたら父が「このおっさん今日もおるのう‥」とつぶやいていた‥‥。
    親子だなぁと思った

  • 2010年9月5日 読了。

  • 面白い!底抜けに面白い。ただ面白いというよりは可笑しいのである。
    通勤電車で読んで、つい涙を流しながら笑い転げてしまい、恥ずかしい思いをした。スポーツのエッセイの部類に入るんだろうと思う。とにかく笑える楽しい作品である。

  • ✓スポーツ番組を見る父の隣にいる感覚

    野球、サッカーの有名どころだけでなく、
    ボブスレーや鉄アレイなんかもござれ、
    スポーツ観戦エッセイ。
    ※ただし内容は茶々入れです。
    笑っちゃダメな冗談こそ、本で読むのが1番!

  • だいぶ前に読んだ本の再読。

    「読みたいことを、書けばいい」を通り越して、「書きたいことを、書いてやった」「思ったことを、ひたすら書いた」の域に達したようなスポーツ・エッセイ集。

    全体的にくだらないんだけど、どこか納得してしまう。そして笑える。

    ネタが90年代後半なのだが、今となっては懐かしい内容だったり、オレたち芯になる部分は変わってない(成長してない)んだなと思わされることだったりする。

    こういうスタンスと気楽さで文章書けたらなぁ…という羨望も込めて。

  • モノ・マガジンに連載されていた、奥田英朗のスポーツエッセイを
    まとめた作品。
    作者・奥田英朗の学生時代のスポーツ経験やスポーツに対する偏見や
    大人になってからのスポーツ観戦の見方など、一風変わった、
    奥田英朗ワールド・スポーツ編って感じかな。

    年代というか、時代背景もあってか、ちょっと?だいぶ?
    な偏見やユーモラスな考えや見方をしていて、これは、真面目に読むと損を
    するので、真剣に著者の経験や考えを受け取らないようにするのが、
    楽しめると思います。
    令和の時代に読むと、だいぶ前の年代と感じるかもしれません。
    当時を知らない人は、そうなんだと思い、当時を知る人は、
    そんなこともあったなぁ、と自分の記憶も織り交ぜつつ、
    ラフに読むと笑えてきます。

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著者プロフィール

おくだ・ひでお
1959年岐阜県生まれ。プランナー、コピーライターなどを経て1997年『ウランバーナの森』でデビュー。2002年『邪魔』で大藪春彦賞受賞。2004年『空中ブランコ』で直木賞、2007年『家日和』で柴田錬三郎賞、2009年『オリンピックの身代金』で吉川英治文学賞を受賞。著書に『最悪』、『イン・ザ・プール』、『マドンナ』、『ガール』、『サウスバウンド』、『無理』、『噂の女』、『我が家のヒミツ』、『ナオミとカナコ』、『向田理髪店』など。映像化作品も多数あり、コミカルな短篇から社会派長編までさまざまな作風で人気を博している。近著に『罪の轍』。

「2021年 『邪魔(下) 新装版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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