- Amazon.co.jp ・本 (369ページ)
- / ISBN・EAN: 9784344406155
感想・レビュー・書評
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サイコメトリーの描写を、どう捉えながら読むかで感想が大きく変わる。
個人的にはどこでサイコメトリーのどんでん返しが来るかと待ち構えていたので、肩透かし感があった。 -
3.5
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『娯楽』★★★★☆ 8
【詩情】★★★☆☆ 9
【整合】★★☆☆☆ 12
『意外』★★★★☆ 8
「人物」★★★☆☆ 3
「可読」★★★☆☆ 3
「作家」★★★★☆ 4
【尖鋭】★★★★☆ 12
『奥行』★★★☆☆ 6
『印象』★★★☆☆ 6
《総合》65 C -
元カレにまだ未練のある主人公が、元カレが行方不明になったことをきっかけに、元カレの現彼女と共にその行方を追っていく……話かと思ったら違った(笑)
主人公があるきっかけからサイコメトラーに目覚めてしまい、戸惑い怖い思いもしながらその能力を受け入れていくにつれて遭遇する事件……最後はそこか! とちょっと悲しくなる。 -
中途半端なチューニ度はちょっとイマイチだけど、スラスラと読みやすかったのが相変わらずなようで~
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2016年1月18日読了。
2016年29冊目。 -
戦慄が走りました…。
読み終えた後も、しばらく背筋がゾクゾクし、体の震えが止まりません。
あまりにも衝撃的なラストだったせいか、途中のストーリーが頭の中でうまくまとめられなくなってしまったので、裏表紙の内容紹介を引用します。
『一年前に別れた恋人が失踪してしまった。その行方を探し始めた私に起こったある異変。頭の中に誰かの声が聞こえる ー それは幼い頃に死んだ双子の妹が言っていた現象だった。頭に響く声は、いつも私を死体へと導いていく。そして私は愛する者たちの死の真相に辿り着こうとしていた…。哀しくも衝撃的な結末が待つ恋愛ミステリの決定版。』
親と子、男と女。罪とは、許しとは…。苦悩する主人公が自分の中に眠っていたある能力の存在を確信した瞬間から、物語は急速に動き出します。
中盤からは怒濤の展開にハラハラドキドキ。思わずページをめくる手にも力が入ります。
そして驚愕のエンディング。まさに最後の1ページに書かれた真実に戦慄が走ります。 -
※ネタバレを含みます。
浦賀さんの作品はいつもテンポがよく一気読みしてしまいます。
能力系のストーリーですが最後に実は全く違いましたーというどんでん返しがあるのかと思いきやそうではなく、何となくはっきりしない結末でした。ちょっと街に出ただけでそんな凶悪犯に出会えるか?しかも向こうから声をかけてくるのか?そんなうまくいくか?!…とちょっと無理矢理な感じがしました。
健吾の人柄や健吾との生活がずいぶんと混じり気なくキラキラした思い出化しているので健吾が物語のオチを握っているのは想像がつきますが、なんというか後味が悪いです。ラストの遺体は杉山ではなく昔流産したはずの自分たちの子供だったということだと思いますが、じゃあ杉山は?黒木は?部屋に行ったんじゃないの?と何か悶々としてしまいました。読解力不足かもしれません… -
自身の死を意識したことがきっかけで眠っていた血の能力が目覚めた主人公、能力との折り合いをつけて与えられた役割を理解し受け入れていく物語。
設定やストーリーは面白いのですが、殺人の描写があまりにリアル、あまりに残酷。
今まで読んできた文章の中で最も不快な表現でした、読んだ日の夜はうまく眠れない。
文字で、文章で、ここまでリアルにシーンを想起させる表現力は認めざるを得ません。
ラストシーンはどんでん返ってません、読めました。
どういった意図なんでしょう。 -
死者の声が聞こえる女性の話。
衝撃の結末が売りっぽいが,他の浦賀作品と比べると弱め。 -
恋愛ミステリーってよりも超能力サスペンスかなぁ。
読みやすいのか、文体が合うのか、浦賀さんの本はいつも一気読みです。
ラストもまずまずのインパクト。面白かったです。
読後感は良くないですが。 -
面白いことは面白かったが、サイコメトリーの能力と、死者との対話がどうも現実味がないためか、いまいち入り込めなかった。どんでん返しと言えばそうだが、オチもちょっと微妙かも。浦賀さんの中ではあまり好きではない作品。
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彼女は存在しないを読んだ後のファントムの夜明け。衝撃は多少薄く感じたが、なかなか面白い。やはり浦賀さんの書く小説はどこか綺麗でクセがなくて読みやすい。
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アカン・・・
『彼女は存在しない』がとても良かったので作者追いしてみたんですが。
ちょっとなんかふわふわしていて、空回りした感じがあった。
オチはまあまあいいと思うんですけど。
ちょっと浮いてました。 -
男友達に頼まれ、本を返しに1年前に別れた健吾のアパートを訪ねた真美。しかし彼はいなかった。そこで偶然会ってしまった健吾の今の彼女すら、彼の行先は知らないという。しかし真美は何か不吉なものを感じ取っていた。これはもしかして、昔死んだ双子の妹・麻紀と同じ力が自分に備わったのではないだろうか。その力が、健吾の身に恐ろしいことがおこっていると伝えてくる・・・!
おもしろかったのはおもしろかったのだが、必要以上のやりすぎ感も感じてしまった。幼かった頃の妹が”友達”と呼んでいたその力に対しての言動や考え方をそこまで病チックに描写しなくてもいいのではないか(しかもしつこい)、街で突然そこまでの”悪魔”に出会わなくてもいいのではないか、など。最後は意表をつかれた感じ。この”彼”の声は、何よりも心に突き刺さるだろう。 -
展開やオチが読めます。
が、設定は面白かったかな。
浦賀さんの醸し出すチューニっぷりは、感服するものとそうでないものの差が激しい。 -
/?day=20061215
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佳作だが正直ウェット過ぎて引くところも。