ミステリなふたり (幻冬舎文庫 お 5-3)

著者 :
  • 幻冬舎
3.42
  • (17)
  • (37)
  • (68)
  • (9)
  • (3)
本棚登録 : 416
感想 : 53
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (367ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344406162

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 通常によくある感じの夫婦の男女を逆転したら、こんな感じかな。
    通勤に読むのにちょうどいいさっくり感だった。
    最後の二人の出会いの話がよかったなぁ。

  • 軽い連作ミステリー。 気負わず読めるので、ライトなのが好きな方にはいいかも。 本格が好きなら物足りないだろうな。
    個人的には某有名作家のシリーズを思い浮かべましたが。
    あと、冒頭のシーンで主人公が「殺されるには殺されるなりの理由ってもんがあるでしょ。」ってのを読んだときは、ここで読むのを止めようと思いました。深い意味は無いんだろうけど、あまり気分のいい台詞ではないので。 あくまでも私個人の意見ですが。
    でも、ストーリーは、面白かったですよ。

  • 本格からライトまで。

    読ませるミステリを書ける氏のライトタッチな連作集。


    職場では「鉄女」なぞと忌み名される操作一課の才色兼備の猛女には、実は・・・・・・隠れたブレーンがいたのです。


    トリッキーな謎を軽妙に説き明かすできた旦那様。

    職場では見せない猛女の一面に思わずにんまり。


    続き、出ないかしら?

  • 軽いノリ。肉食系女子×草食系男子でした
    20091015

  • 仕事では「鉄女」と言われ、周囲が恐怖するほどの辣腕刑事である景子さんと、家事が得意なフリーのイラストレーターである彼女の年下夫(主夫)景太郎君が事件の謎を解いていく短編集。

    刑事である景子さんが関った事件を、彼女の話を元に景太郎君が謎を解いていくというのが話の流れだ。
    現場では他の警察官や鑑識がもたもたしようものなら冷たい視線や罵声を飛ばし襲いかかってきた犯人を容赦なくプロレス技でKOしてしまう恐怖の女刑事が、家庭では年下夫にべったりの甘えたさんになってしまうという景子さんのギャップが面白い。そんな彼女をしっかりとサポートしてあげてる景太郎君はかなり包容力深いと思う。動の景子さんと静の景太郎君、この2人、なかなかいいコンビじゃないかな。

    太田忠司作品はいろいろ読んだけど、この夫妻ものが一番気に入ってる。

  • 安楽椅子探偵ものの連作短編です。
    愛知県捜査一課の京極景子は鉄の女と職場では呼ばれている凄腕で美貌の刑事です。
    ですが、そんな彼女も家に帰れば大変可愛らしい奥さんなのです。
    そして、その夫で趣味が家事のイラストレーターの新太郎はこの本での探偵役です。
    ライト感とユニークさがあって読みやすく親しみやすい本です。

  • 誰かさんたちみたいでいいとおもう!面白かった。2009/4/27

  • 本格ミステリだが、軽妙な感じがたまらない。
    安楽椅子探偵のダンナと、凄腕刑事の年上奥さんが主人公。
    最近、続編が出たらしいので買う予定♪

  • 1月5日 ブックオフにて 105円(税込)
    読了

  • ベタな新婚生活コメディを描きながらも、ミステリとしては意外と? 骨太な印象。軽く読みたい時にお勧め。

全53件中 31 - 40件を表示

著者プロフィール

1959年名古屋市生まれ。名古屋工業大学電気工学科卒業。81年「星新一ショート・ショートコンテスト」で「帰郷」が優秀作に選ばれる。その後、会社勤めをしながら「ショートショートランド」「IN★POCKET」にショートショートを掲載。1990年、長編ミステリー『僕の殺人』を上梓してデビュー。2022年『麻倉玲一は信頼できない語り手』が徳間文庫大賞2022に選ばれる。

「2022年 『喪を明ける』 で使われていた紹介文から引用しています。」

太田忠司の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×