ミステリなふたり (幻冬舎文庫 お 5-3)

著者 :
  • 幻冬舎
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本棚登録 : 416
感想 : 53
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  • Amazon.co.jp ・本 (367ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344406162

感想・レビュー・書評

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  • 敏腕刑事の奥さんとイラストレーター兼主夫の年の差夫婦が謎をとく短編集。

  • 鉄女、氷の女と職場では恐れられている二十九歳の厳しい刑事の妻と、彼女の話から推理する家事一切を引き受ける二十一歳でイラストレーターの夫と、沢山の事件。軽快。家では口調も変わり別人のようにデレて肉食さで押す景子と押される新太郎が可笑しくて可愛い。出会いの話ははじめ別の人たちを疑っていたから意外だった。

  • 氷の女に癒し系の年下の旦那。ありそうな設定だな、と思いながらも、いつの間にか読み終えていた。猟奇的な事件が多いが、殺伐としていない。ラストのエピソード前の作品は痛快な気分になった。

  • ミステリ短編集。
    続編を先に読んでからの読了。
    一作が30ページほどと、ミステリとして質を保ちつつ気軽に読める、最適なボリュームだと思う。
    テンポの良い展開ながら、猟奇的な事件もあり、謎解きも十分な出来。
    傑作まではいかないが、良作ミステリだと思う。

  • 謎云々より、京子さんと新太郎くんのやり取りが好き。京子さんの仕事と家とのギャップがいい!
    どうもこういう「男に負けず仕事のできる女」系の話は好きなのだが、京子さんのキャラはたまらない。
    出会って付き合いに至る話もたまらない。
    正直ミステリ部分より面白かったです。

  • 先に読んだ「ミステリなふたり à la carte」が割と面白かったので期待してましたが、「à la carte」を面白いと思ったのは勘違いだったのか?と思うほど、深みがない話でした。読みやすいけど軽すぎ。新太郎くんの推理は想像だけでよく言えるなーと思うし(それが合ってるんだけど)、根拠のない推論を嫌う景子さんが、あっさり納得するのも疑問。新太郎くんの推理に頼ってるだけで、本当に有能なの?暇つぶしには良かった。

  • 鯨統一郎氏の作品によくあるライトミステリー。
    特筆すべき点は特になく、時間つぶしになる程度です。

  • 読みやすいのはいいのだけれど、あまり好みではないお話でした。どうにも奥様の印象が今一つ自分の好みではなかったのがその原因なのか・・・

  • 景子の公私のギャップが魅力的なうえ、各短編で提示される謎もまた魅力的。通読することで、読者の脳裡に表れるだろう謎もまたひとつ解決される。

  • 30ページ程度の短編なので、少ない時間に軽く読める。
    内容もトントン進むので飽きがこない。
    あとエロい。

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著者プロフィール

1959年名古屋市生まれ。名古屋工業大学電気工学科卒業。81年「星新一ショート・ショートコンテスト」で「帰郷」が優秀作に選ばれる。その後、会社勤めをしながら「ショートショートランド」「IN★POCKET」にショートショートを掲載。1990年、長編ミステリー『僕の殺人』を上梓してデビュー。2022年『麻倉玲一は信頼できない語り手』が徳間文庫大賞2022に選ばれる。

「2022年 『喪を明ける』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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