- Amazon.co.jp ・本 (313ページ)
- / ISBN・EAN: 9784344406513
感想・レビュー・書評
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怜子の失恋に付随して、色んな女の類型が出てくる。狂わんばかりの心情は理解できるけど、ちょっとやりすぎではないか?と思う怜子の行動と、それを見守りすぎではないかという耕一郎に、うーん、ただ無言電話の主は誰?がちょっとしたミステリーになっている。
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辛すぎて二度と読みたくない。
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サブタイトルが「I lost myself when I lost you」。
まさに香山リカの『くらべない幸せ』に書かれていたような、仕事ができても、恋愛でつまづくと自己全否定に陥ってしまう女性の物語。男性から見ていると、なんで失恋だけでそれまで打ち込んできた仕事に対してまでそこまでボロボロになってしまうのかと不思議に思ってしまう部分もある。もちろんあくまで小説なんで、女性一般の傾向というわけではなく、ストーカー寸前までいってしまうこの小説のヒロインは女性から見ても極端な例ではあるんだろうけど。
ただ、やっぱり唯川恵の小説がある程度ウケてるってことは、
共感される部分があるってことなんですよねぇ。 -
何度も途中で読むのをやめようかと思ったけれど、最後まで読まないで勝手に作品を判断してはいけないと思い読破しました。結果、主人公の晴々とした再出発にスカッとしました。
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唯川さんの作品は、本というよりはTVに近い気がします。
三角関係、不倫、社内恋愛、婚期を逃した女性、容姿コンプレックス・・・などなど昔ながらの女性の大好きなどろどろ恋愛に、ちょっと時代に乗ったスパイスを足してるだけの「そのテの話」ばかり。
しかしそれをじゃあお前書けるのかといわれたらそんなことはないわけで、まあ継続は力なりだなあと思いますね。
確かに他に似たような作風でヒットしてる女性作家はといわれたら・・・
小池真理子はもっと官能風味が濃いし、林真理子はもっと個性的で、江国香織も吉本ばななも全然違う・・・やはり唯川さんの独壇場なわけで。没個性も個性なんだなあ。
まあこんなことを長々と書いた理由はというと、もちろん本の内容をこれっぽちも覚えていないからです。すみません。
2009年03月29日 17:22 -
初めて読んだときは、まぁおもしろかったけど。
今読むとあんまり。ちょっとひくなぁ。 -
別れないか。と、耕一郎が言った。