- Amazon.co.jp ・本 (298ページ)
- / ISBN・EAN: 9784344424647
感想・レビュー・書評
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この人の文体はあまり好みではないが、面白かった。観察眼がするどく、上手いことを言う。
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面白くて一気に読み終えてしまった。
こういう人がメンターもしくは職場にいたら私は嬉しい。 -
妙齢女子には響くこと請け合いだ。
痛快爽快サクッと気楽に読んでは、
わかる〜を連呼するような本。
この方の丸裸を見れるようで、よくここまで赤裸々に!あっぱれ!となります。
あまりに、コンプレックスの根が深く、そこまでとは、、、としんどくなること玉に瑕(笑) -
〝未婚のプロ〟ジェーン・スーさんのエッセイ。
おばさん、ババア問題にはじまり、恋愛、加齢、家族、友達、老後、、痛快というのは少し違うが、さっぱりからりと論じていくのが面白い。諦念と、客観性。
人間はみんなめんどくさくて、そのめんどくささを抱えながら愛おしみながら生きていくんだなあと思う。
なんかこう、大袈裟に自分を大事に♡ではなく、当たり前に自分を1番大事にして生きていけばいいんだなあとおもわせてくれる。
「エエ女発見や!」がよかったな。手に入りそうもない型の幸せが自分を幸せにしなそうならば、手放せば良いだけ。
あとひたすらNissenを称える章と、「ノーモア脳内リベンジ」。 -
何気なく人生を送っていたけれど、女性は女の子らしさを押し付けられて育っているのだと知った。
若くて、素直で、未成熟であることが可愛さの象徴になっていて、モテる女子の象徴ともなっている。
合コンでモテる女子像は「可愛らしさ」であるが、その可愛らしさを演出してモテて付き合った結果、素の自分を出すと嫌われる。ありのままの自分を見せると恋愛対象として見てもらえない一方、恋愛対象となるための猫を被れば、別の自分を演じているモヤモヤを抱えるジレンマが生じる。
世の男性の好きな「女性像」があまりにも「可愛らしさ」に引っ張られていて多様性がない世の中。もっともっと多様な女性像が受け入れられる社会になって欲しいなぁ。もちろん男性像も。 -
「私はオバさんになったが森高はどうだ」
どうですか、このタイトル力。
もう全体的にこのクオリティです。
社会経験と知恵と小金を手にした、アラサー女の自己対話。
三浦しをんさんが、
「『女』として生まれたことに、なんの屈託も試行錯誤もなく生きていける女性は、実は少数派だろう。」と解説で書かれているように、これ、女性ならだいたいみんなうなずくことばっかり書いてます。
うだうだ悩んでるなら、読んでゲラゲラ笑ったほう、いいよ。
【出版社紹介文より】
誰もが見て見ぬふりをしてきた女にまつわる諸問題(女子問題、カワイイ問題、ブスとババア問題…etc.)から、恋愛、結婚、家族、老後まで-話題の著者が笑いと毒で切り込む。"未婚のプロ"の真骨頂。講談社エッセイ賞受賞作。 -
解説に三浦しをんさんがこの本を凝りをほぐす魔法の本と仰ってますがまさにその通りだと感じました。
胸のつっかえが痛みを感じながらも取れただけでなく、私だけじゃなかったのかとほっとしました。
他の本も読んでみたいです。 -
ジェーンスーの本は、自分の味方はちゃんとどこかにいるんだな、と思えるので元気が出る。疲れた時の自分の処方箋のような感覚。
甘やかすでもなく、つかず離れずの距離感、というのがジェーンスーの文字で、文章。定期的に読み返したくなる本。これからの生き方に悩む女子たちの、ベットサイドにぜひ。 -
意識したくはないが認めなくてはならぬ、女っていう生きづらさへの、サプリみたいな感じ!
近所の本屋、恋愛エッセーコーナーに置くの勿体ない気がする…
スーさんのラジオ、とくに相談コーナーも大好きです!
三浦しをんさんの文庫版解説も面白くて。
ある男性との会話から漂ってた、男女の視点の違い(?)とか、白石一文さんの小説(偶然同時期に読んでた)と対象的な感じだったなあ~なんて。