- Amazon.co.jp ・本 (533ページ)
- / ISBN・EAN: 9784344424661
感想・レビュー・書評
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20160706
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複雑で殺伐としていて話が頭に入って来ず。これは読み手の問題だけど、つまりは自分が必要としていない話かな。
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一気に読んだのでなかなか面白かった。
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シンガポールのホテルで、敏腕金融マネージャーの北川が転落死する。その謎を追う、古波蔵祐と翻訳家の牧島慧。
シンガポールの光と闇、そして何億の大金を稼ぐ古波蔵と、年収300万円の翻訳家の友情。古波蔵の「生き延びるにはゲームを支配し、相手より先にいくしかない」という台詞は、如何に金融の世界の競争が厳しく、残酷かを思わせる。 -
期待せずに読み始めたが面白かった。租税回避の仕組みがわかる。
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ある男の死をめぐって、奥さんとその同級生の男2人が死の真相をつかんでいくんだけど、そこに何十億ものお金が関わっていた。悪とお金、最後はある国家に繋がることもわかるんだけど、フィクションといいながら、裏社会で本当に起こっている感じもする。
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途中で誰が黒幕なのか、
うっすら分かってしまうのが残念。
話の内容としては、
登場人物が優柔不断なのが多いためか、
中だるみの部分もある -
まるで最近公開されたパナマ文書の裏で起こっている事件であるかのようだ。
確定申告をせずしっかり税金を徴収される身としては、全く関係の無いことなのだが、為替のやりとりが専用の銀行を通して行われているなど、業界の人や、関係する人以外知らないこともを知ることが出来た。世界の物事の動きは、合理的に出来ているが、これらの仕組みは一世代前のものだとも感じた。と言うことは、やはり様々な抜け道を作ることができるのだ。まだまだイタチごっとが続くのか、新しく作られてきているビットコインなどの電子マネーがそれらに取って代わるのか。これからが見物である。
資本主義という暴落するときもあるが、基本腐ることがない数字が中心の世界は、何か手が付けられないことが発生し、誰求められなくなるのではないかと考える。
本書のレビューとは関係ないことばかりになったが、内容は頭を使いながら読む必要があり、非常に楽しく、最後は深夜をかなり回り込むまでかかり読破した。そこまで、面白かった。 -
面白かった。
要所に実際の事柄が入っているのでリアリティーがある。
推理小説、恋愛小説の要素も入った所謂、インテリジェンス小説だ。それ故にストーリーの展開の面白さと奥深さが醸し出されている。
スイスSG銀行のエドワードの最後と柳正成が始末しなかった所が少ししっくりこない。
でもこれだけしっかりと練りこまれた話しだから、ついそう感じてしまうだけなのかもしれない。