- Amazon.co.jp ・本 (278ページ)
- / ISBN・EAN: 9784344426962
感想・レビュー・書評
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小川糸さんのエッセイはいつも安心して読める。
心を平穏にしていたい時は糸さんのエッセイを選ぶ。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
小川糸さんのエッセイは初めて。
どんな生活をしていたら沢山の素敵な作品が出来るのかを少しだけ知れた。
エッセイの中で紹介されているいくつかの本にも興味が持てた。
また、犬を飼われていて幼稚園に通わせているとの事。それももう少し詳しく知りたいな。 -
バルト三国のラトビアの十得。「正しい心で、隣人と仲良くしながら、誰かのために、まじめに楽しく働いて、分をわきまえ、清らかに美しく、感謝の気持ちで、ほがらかに、気前よく、相手をうやまう」ラトビアの人たちが生きるうえで大切にしていること、だそうです。いつもこうありたいですね!
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小川糸さんの著作は何冊も読んで、「
好きな感じの作家さんだ!」と思っていたのに、エッセイは初めて読んだ。
エッセイを出版順に読んでいる人なら分かるのかなと思うけど、ペンギン(おそらく旦那さんのこと)とかゆりね(飼っているわんちゃん)とか固有名詞が前触れなく出てきて、最初は何のことか分からず読みながら推測する感じ。コロの飼い主さんとの関係性やベルリンという場所がどういう位置付けなのかは最後まで分からなかったから、エッセイを遡って読んでみようと思う。
日記一年分がそのまま本になった感じ。なかでも「ミ・ト・ン」を書くにあたって取材に訪れたラトビアについて詳しく載っていて、ミ・ト・ンを読んだ人は楽しめると思う。こんなに素敵に書かれるととても行ってみたくなる、ラトビア。
国内外問わず、取材や旅行で凄くいろんな場所を飛び回っている印象を受けた。その辺のことを他のエッセイも読んで知っていきたい。 -
久しぶりの小川糸さん
小説はほとんど読んでいるが、日記風のエッセイは
初めてかも・・・
それでいきなり度肝を抜かれた
「新年早々、ペンギンは海外へ」
という文章
えっ、ぺ ペンギン???
ペンギン飼っているの?糸さん?
と、あほみたいだけど、本当にそう思ってしまった
とりあえず読み進めていくと、ご主人のことをペンギンと書いているそう
至る所にペンギン、ペンギンと出てくる
さりげなく愛していらっしゃるんだなと、ご夫婦の自然体の生活がこちらにまで伝わってくる
ペンギン問題が解決したと思ったら、今度はゆりね問題
ゆりねちゃんというワンコを飼われているのは、以前読んだ本でも出てきたので知っているが
「ゆりねの幼稚園の日だ」とか???
えっゆりねちゃんて、ワンコだったよなと訳が分からなくなってしまった
まあ、しつけ教室というか、他のワンちゃんとの交流ができるスクールみたいなものだと、納得したが・・・
私が大好きな「ミ・ト・ン」の作品の取材のため訪れたラトビアの様子、歴史・国民性・・・
どんどんラトビアに惹かれていく様子がこちらにまで伝わってくる
私もつい最近BS3でバルト三国の手仕事の番組を見て
何とつつましく丁寧で優しい暮らしぶりなんだろうと心を打たれた
糸さんのぶれないライフスタイルや平和に対する考え方はとても立派で、憧れる
ラトビアには十得というものがあるそうな
十戒ではなく十得というのもラトビアらしい
糸さん流に日本語に訳すと
『正しいところで、隣人と仲良くしながら、誰かのために、まじめに楽しく働いて、分をわきまえ、清らかに美しく、感謝の気持ちで、朗らかに、気前よく、相手を敬う』
なかなか含蓄がある
糸さんのプログの日記が文庫本化したものらしいので
時にはプログ覗いてみようかなと思う
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一年区切りの日記形式のエッセイ。
ラトビアという国を知らなかったので興味深く読めた。
ラトビアを舞台にした物語「ミ・ト・ン」も読んでみたい。
でもこのシリーズはエッセイというより、ごく個人的な日記という感じがしてしまう。 -
2022.12.15 読了。
小説「ミ・ト・ン」の取材旅行でラトビアを訪ねたり、愛犬との日々が書き留められたりする一年間の日記エッセイ。
小川糸さんの日記エッセイ初読。背表紙のあらすじからラトビアの取材旅行のエッセイかと思って読み始めたので、全体を通すとちょっと拍子抜けしてしまった。
このシリーズの読者には理解できて当然のことなのかもしれないが初っ端から「ペンギン?ペンギンとは?」と戸惑ってしまった。愛着を持ってパートナーのこと(で合ってるのだろうか?)を愛称で呼ぶのは素敵な関係だと思う反面、「公の、初めての読者も居るのにこの置いてけぼり感はなんなんだろう?」とちょっと冷めて読んでいる自分もいた。
穏やかに読める文章は小川さんの性格を表している感じがして好ましく思えたけれど同じ時間を使うのならエッセイより小説の方を読んで使いたいなぁ〜と感じた。
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丁寧な暮らしが好きな人はきっと読んでて共感や憧れがあるのだろうけど、そうじゃないと、なんだかなぁ…って気持ち。
著書はとても好きなんですが、現代人の一般的な生活とかけ離れてしまって(言い方は悪いけど)お金持ちの戯れみたいに思ってしまって、読まなきゃよかったなぁと思ってしまいました。 -
糸さんのエッセイは旅や食べ物、日常の出来事が中心で書かれており、今回も同じような内容でスルスルと読めました。しかし、政治的な事が少々書かれていたのでガッカリしましたし、タイトルが良いのにそのエピソードが際立っておらず、その点でも残念でした。