- Amazon.co.jp ・本 (409ページ)
- / ISBN・EAN: 9784344427921
感想・レビュー・書評
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『記憶がもたない主人公』ということで、同じような場面が繰り返されるのかと、勝手に予想していました。
読み始めるとそんなことはなく、間延び感もゼロ。
まさに先へ先へと読み進めたくなる本でした。
小林泰三さんの本を読んだのはこの本が初めてでしたが、他の本も読んでみたいと思わせてくれるきっかけとなりました。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
*『記憶破断者』改題*
小林泰三作品を読むのは3作目。
他人の記憶を改ざんできる力をもつ殺人鬼という有り得ない設定ながら、数十分しか記憶がもたない男vs記憶を操作できる男という構図が面白い。
過去の自分が書いたノートだけを頼りに、人智を超えた能力をもつ殺人鬼をジワジワと追い詰めていく様子に引き込まれて一気読みした。
犯人との頭脳戦が主で、サスペンスドラマを見ているような気持ちで読んでいたら、ラスト一行で突然のホラー感。思わずページを戻って確認してしまった。
結局徳さんは何者なのかモヤモヤ。
あと、数十分ごとに記憶がリセットされるため、同じようなやり取りが繰り返されるのは仕方ないとはいえ、少し冗長なのが残念。 -
小林泰三氏の書くかけあいは好きなのですが、ちょっと冗長すぎやしないでしょうか。
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なかなか面白い小説でした。
現実ではありえない殺人鬼の設定ですが、綿密に練らてたストーリーで一気読みでした。 -
『世界城』以来、ヤスミン五作目。期待して読み始めたんですが、設定上仕方ないとはいえ、序盤の説明の繰り返しにダレてしまい、大分退屈でした…(^^;; そのせいか全体として、ちとイマイチ感があります。共通するキャラがいくつか他作品にも出ているようなので、そちらを拝読して全体像を掴みたいものです^^ 星三つ。
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なんとも後味の悪いラスト。
記憶が数十分しか持たない主人公と殺人鬼との戦い。
よくこういう話思いつくよなぁ。
多少混乱しながらも面白く読み進めたが、結局どこまでが真実なのか。
操られる恐怖。 -
面白かったー!
「前向性健忘」と「相手の記憶改ざん能力」というかなり突飛すぎる設定だけど、すんなり世界観には入れた。が、ラストがよくわからない・・・
どういうこと!?