虚空塔の覇者 (幻狼FANTASIA NOVELS A 3-1)

著者 :
  • 幻冬舎コミックス
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本棚登録 : 22
感想 : 4
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  • Amazon.co.jp ・本 (273ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344820777

作品紹介・あらすじ

均衡神を天主とする"虚空塔"が人々から信仰を集める世界で、「邪法」として忌み嫌われる"ミタマウツシ"-人間に取り憑いた邪霊を解き放つわざを遣う者-のハツユは、窮地を謎の青年ギガに救われた。彼の依頼を受け、"ミタマウツシ"を行ったハツユに、邪霊は語りかける。「わがあるじよ、みちびきたまえ」と…。邪霊の遣いとして虚空塔に追われる身となったハツユを待つ運命とは。

感想・レビュー・書評

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  • 一神教が支配する国で、人についた「邪霊」を像にのりうつらせて払う「ミタマウツシ」をしているハツユ。有能であるがゆえに、各地をさすらう生活を強いられていたハツユの、心の友としていたリスの像、「コハク」によりついたモノとは……。
    これが麻木未穂さんの「神」を描いた作品か。新しい神と古き神の関係がなかなか面白かった。神ものが好きな人にはおすすめ。ハツユちゃんは世慣れたちょい大人の女性(みかけは少女)で、カタブツ真教士の組み合わせが面白かったです。(前シリーズとくりそつだが、やはり鉄板でよい)コハクとの三角関係ももっと読みたーい!

  • 人にとりついた悪霊を解きはなってくれる技を持ち
    職業としている人達を<ミタマウツシ>といい
    感謝されるのは最初だけ、という大変な職業。
    だっただけなのに、何やら妙に色々巻き込まれたりして
    ついには追われるはめに?

    もう最初の段階で、前に合ったやり取りと今が
    まったく違うもので違和感を覚えていたら
    やっぱり~な展開が。
    ここまできっちり仕事をこなした事に職業プロってすごいな~と。
    多分、そういうわけではないかと思われますがw

    夢で出てくる神様は、どう考えても…なのですが
    実物を見ていると別物、に考えてしまうものかと。
    声もきっと違うでしょうし。
    しかし結局彼女…というか、あの職業の地位は
    多少改善されるのでしょうか?

  • とっても残念でした。最初読み始めてから「ちょっと好みじゃないかも・・・」と思ったんだけど、結構がんばって読んだ。もしかしたら途中からグイグイくるかもしれない・・・と思って。でもやっぱり最後までダメでした。
    キャラクターにイマイチ魅力がなく、関係性もイマイチ希薄。世界観はきちんと構成されているとは思うけど、盛り上がりに欠けるかなー。
    邪法を使うということで何処にも根を下ろせない「ミタマウツシ」がある日、皇女を助けるために「塔」の真教士に頼まれて・・・というお話。

  • 好みの世界観だった。話の展開も良かった。イラストも好き。

    彫り師のハツユ、実年齢25というのが良かったとおもった。それからハツユを助ける(けど完全な味方じゃない)ギガとシャザン、どちらも性格がハッキリ分かれてて、会話のテンポも良い。ハツユとコハクの会話は軽すぎる感じもしたけど(笑)。
    邪霊の魂を彫った人形にうつす「ミタマウツシ」の描写もアクションシーンも緊迫感があった。

    終盤読みながら、残りページこれしかないのに、ちゃんと話が終わるのー?と思っていたが、ちゃんと終わったなー。

    続きがあったら読みたいと思えた。ひさびさ。

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