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- Amazon.co.jp ・本 (223ページ)
- / ISBN・EAN: 9784344830615
感想・レビュー・書評
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中盤から一気に面白くなったかな。
最初はどうもいい感じ。
この人の、一つ一つは上手いな・・・って思うんだけど、あまりにも過剰でちょっと食傷してしまう形容的な表現が割と控えめだったように思う。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
いつもながら一穂さんの感性に感嘆します。
ほんの些細な仕草や出来事をピックアップして描くのが本当にお上手。
それに加えて持ってくる題材がすごい、今回もすごいw
初めて知るような職業や専門的な知識がないと書けないような難しい職業をサラッと恋愛を交えて書いてしまう一穂さんかっこいい。 -
やっぱり一穂ミチはうまいわ。粗探しをするとすれば、人物の描写において、和久井に比べて有村にリアルさが足りないように思った。前半は謎を抱えた設定だから、そういうもんかなと思ったが、有村にはもっと綻びのようなものを醸し出してくれてもいいんじゃない?と感じている。再会のためらいや年齢や共有出来なかった時間への思いなどあと少しでいい、突っ込んで欲しかったと思う。作者はこの年齢の持つ微妙さをどう思っているのだろうか。そこを通り過ぎたおばさんには、ちょっと物足らなかったよ。(笑)