藤巻健史の資産運用大全 (幻冬舎新書 ふ 20-1)

著者 :
  • 幻冬舎
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本棚登録 : 151
感想 : 10
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  • Amazon.co.jp ・本 (352ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344986121

作品紹介・あらすじ

日本の財政赤字は巨額に膨らみ、世界でも最悪の状態にある。日銀が国債や株式を爆買いすることでごまかしているが、いつ「日本売り(株・債券・円の暴落)」が起きてもおかしくない。こんなときは一般的な投資法は通用せず、「日本売り」に備えた資産運用法こそが有効である。そこで本書では基本的な金融マーケットの知識と仕組みを解説し、個人が簡単に活用できる利益のあげ方を指南。景気に関係なく、稼げる方法が身につく!

感想・レビュー・書評

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  • 3年前にもこの人の著作を読んでます。現在も作者の主張は変わらず、その点では一貫しているように思います。

    日銀は破綻してハイパーインフレが起きる。その為に資産防衛、あるいは金融商品を使って一儲けしましょう。

    ハイパーインフレは煽りすぎだとしても、日本国力が下がり円が売られる時代は遠くないようにも思う。第二部ではかなり具体的に対処法が書いてあるので参考になった。ごく少額だが通常の株式投資のヘッジをする意味で債券先物商品を購入しました。

    はてさてどうなりますか。

  • 第一部で日銀、円が大変な状況が分かりました。第二部で先物、オプションについても基礎的なことが分かりました。できれば、ハイパーインフレ対策をもっと教えて欲しいと思いました。宝くじ感覚で先物を買い続けるしか、無いのでしょうか。

  • 基礎的知識を勉強しようと思ったが、???で読み終えた。
    自分のド素人さに絶望・自己嫌悪。

    お高いセミナーの内容を書籍化したもののようです。だからお得だと思います。

  • 思ったより普通の対策であったが、個人にとって容易ではない

  • 藤巻さんの本をまとめて読んでいるので新味が少ない
    少なくとも資産運用「大全」ではないと思う

  • 前半は常日頃著者が批判を続けている、政府が後押しする日銀の異次元金融緩和への批判。その後コロナとなり世界中で超絶金融緩和が行われるようになった。それでもなお、日本の水準は主要国を大幅に上回るものだ。果たして本当にこの国をインフレと超円安が襲うのだろうか。日銀に出口戦略が存在しない以上、いつかはやってくるのだろうが、バブル経済と同じで破綻する時期は誰にもわからないのだろう。行くとこまで行くしかないのか。それとも奇跡的に上手くソフトランディングできるか。なんとバフェットのバークシャーハサウェイが多額の円建て長期債を発行した。これは円暴落金利上昇を見込んでいるからとのこと。
    後半は金融デリバティブの基本的な解説が載っていて判り易い。

  • 東2法経図・6F開架:B1/11/610/K

  • 資産運用大全は言い過ぎだが、日常的には余り触れる機会のない金融商品を分かりやすく(感じさせる)一冊。

    ただ、この本を読んで早速取り上げられている商品を買ってみよう、というよりも、金融や財政に関心を持ち、理解を深める足掛かりとなる事にこの本の存在価値があると思う。

    コロナ禍で拍車がかかった財政赤字が「日本売り」を起こす、という著者の解説には考えさせられる所があった。

    所々に入る自身の自慢話は辟易しないでもないが読み飛ばしてしまえばよし。

    喜久屋書店阿倍野店にて購入。

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著者プロフィール

1950年、東京生まれ。一橋大学商学部を卒業後、三井信託銀行に入行。80年、行費留学にてMBAを取得(米ノースウエスタン大学大学院・ケロッグスクール)。帰国後、三井信託銀行ロンドン支店勤務を経て、85年、米モルガン銀行(現・JPモルガン・チェース銀行)に入行。東京屈指のディーラーとしての実績を買われ、当時としては東京市場唯一の外銀日本人支店長兼在日代表に抜擢される。同行会長からは「伝説のディーラー」と称された。
2000年、モルガン銀行を退行後、世界的投資家ジョージ・ソロス氏のアドバイザーなどを務めた。1999年より2012年まで一橋大学経済学部で、02年より09年まで早稲田大学大学院商学研究科で非常勤講師を務める。13年から19年までは参議院議員を務めた。2020年に旭日中綬章を受章。日本金融学会所属。現在、㈱フジマキ・ジャパン代表取締役。東洋学園大学理事。

「2022年 『超インフレ時代の「お金の守り方」』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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