- Amazon.co.jp ・本 (215ページ)
- / ISBN・EAN: 9784385359212
感想・レビュー・書評
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著者の藤森照信が名づけ、世間にもすっかり浸透した建築用語、「看板建築」。主に東京近郊の商家に見られる独特の建築様式で、切り立った垂直のファサードに銅板やモルタルで独特の意匠を施したものをいう。
この建築が成り立った経緯について考察し(関東大震災で被災し生まれたバラックが復興期にでき、狭い敷地を活用するために「マンサード屋根」を使え、という指導があり・・・)、今はもうなくなってしまった建物たちを豊富な写真で紹介している。
モルタルの鏝絵についての藤森照信のキャプションが面白おかしくて、楽しく読んだ。
バブルの地上げにあってほとんどの建築物がなくなってしまったというのは残念。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
関東大震災後、東京(圏)の商店街に現れた「看板建築」。 その「看板建築」の命名者の著作。とにかく写真で理解し、だんだん背景が理解できる構成。読むの早い人は即読み終えられるはず。
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2010年2月28日
装幀/菊地信義 -
なぜか懐かしいなーと思ってしまう建物たち。
パンチあるなー。
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震災後、東京下町の繁華街に雨後のタケノコの如く出現した「看板建築」。
建物の正面に銅板やタイルをはり付けて装飾した、下町商人の粋とミエの
建築群を写真と文で紹介。