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- Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
- / ISBN・EAN: 9784385364490
作品紹介・あらすじ
高度経済成長のまっただなか、文楽、志ん生、圓生、正蔵、小さんなどの名人が咲きそろった昭和30〜40年代、落語の人気はひとつのピークに達した。
感想・レビュー・書評
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戦後すぐから名人がまだ健在し高座をつとめていた昭和30~40年ごろを「落語の黄金時代」として、放送の面から、ホール落語、上方落語、新作落語の面から、そしてあまり研究されたことのない「落語評論」の面にもスポットを当ててそれぞれの執筆者がまとめあげた一冊。
ラジオ放送からテレビ放送についてのところは結構興味深かった。やはり放送と落語っていうのは出来た当初から切っても切れない関係にあったかんじ。ホール落語については今まで知らなかったプロデューサーや仕掛け人、世話人について書かれてた。それ書いてない本が多かったからなー(てか私が見てないだけ) 上方については好きな範囲なんで大体わかってたけど、それでも昭和30~40年代に絞って書かれたもの読むのはまた違った印象を抱いたなど。新作落語はやっぱ時代反映してるものがざくざくと取り上げられてて面白かった。まだお婆さんらくごは聴いたことない。
んで最後の落語評論は、落語の歴史や情報や音源、映像などをまとめた「広い意味での落語評論」 演者やネタについていろいろ語るのを「狭い意味での落語評論」にわけてありました。正直落語評論ってあんまりいらんよね…と思いつつも歴史・情報を集めるのはことこの演芸に関しては重要ですよねー。詳細をみるコメント0件をすべて表示
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