唯識とは何か 増補新装: 「法相二巻抄」を読む

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  • 春秋社
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  • Amazon.co.jp ・本 (439ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784393135341

感想・レビュー・書評

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  • 2012.01.19
    五位百法について、良遍の解説がピックアップされている。
    これってもしかして、「事事無礙法界」の構成要素?
    聖の意味も俗の意味も持つ、法っていったいなに?

    法?
    <1>存在するもの・・・~がある。いる。
    <2>(仏陀による)説教・・・教法
    <3>真理・・・真如

    法の原語は、ダルマ。
    ダルマは、保つ、維持する、守るという意味。
    自己固有の特質をつねに保持しつづける。

    法相宗の目的は、法の相、すなわち「存在するもの」としての法のすがた・あり方、あるいは特質を解明すること。その際の手がかりとなるのは教法としての法である。この教法としての法をまずは正しく聞き、つぎに聞いた教えの内容を現実に存在する法を通して正しく思惟(しゆい)し、観察して、最後に真理として法を悟ることをわれわれに要請される。 (P12)

    (・・。)ん 法相宗の法相ってそういう意味だったの?

    To be continued....

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著者プロフィール

1940年、福岡県生まれ。1964年、東京大学農学部水産学科卒業。1967年、東京大学文学部印度哲学科卒業。1974年、東京大学大学院印度哲学博士課程修了。現在は立教大学名誉教授、正眼短期大学副学長。
著書:『唯識の哲学』(平楽寺書店)、『唯識思想入門』(第三文明社)、『唯識とは何か』『十牛図・自己発見への道』(以上・春秋社)『ゆずれば無我か』(佼成出版社)、『漢梵蔵対照・瑜伽師地論総索引』『梵蔵漢対照・蔵梵漢対照・佛教語辞典』(以上・山喜房佛書林)、『やさしい唯識』(NHK出版)、『仏教思想へのいざない』『唯識で読む般若心経』(以上・大法輪閣)、『十牛図入門』『阿頼耶識の発見』(以上・幻冬社)ほか多数。


「2020年 『〈新装版〉唯識でよむ般若心経 空の実践』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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