サバイバルとしての金融―株価とは何か・企業買収は悪いことか (祥伝社新書 8)
- 祥伝社 (2005年4月1日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (243ページ)
- / ISBN・EAN: 9784396110086
感想・レビュー・書評
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「金融日記」
彼曰く、金融が正しく発達すると、
●努力した人が報われる
●リスクを取って成功すればリターンが大きい
●経営者は株主に雇われている。経営者のミッションは企業価値の向上にある(株価を上げることができない経営者は退場する)
●従業員が目を輝かせて、生き生きと働いている会社は伸びる
●一部の既得権者が既得権の上にあぐらをかかない。競争のシステムを導入する
●グラスシーリングを撤廃する。能力や実績と関係ない「国籍や男女の別」で差別しない。「入社年次で昇進していく、あるいは出身大学で昇進が左右される」という、おかしなロジックから卒業する詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ビジネスパーソンとしてサバイバルするために必要な金融の知識
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リーマンショック以前に書かれた金融バンザイ本
それほど悪い内容ではない。 -
最近読んだ「日本人がグローバル資本主義を生き抜くための経済学入門 もう代案はありません」と似てる。個人が頑張って成果を出せば紙の見えざる手が働きトータルでプラスになるよ。というのが筆者の主張。難しい言葉も多くなく読みやすい。ふつうの1冊という印象。
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『そうだったのか 手塚治虫』 中野晴行
『水族館の通になる』 中村元
『マザコン男は買いである』 和田秀樹
『模倣される日本』 浜野保樹
『「震度7」を生き抜く』 田村康二
『ウチの社長は外国人』 大宮知信
『医療事故』 押田茂實 -
実にやさしい金融の本。
日本には何がかけているのか、
どうして日本の銀行はアメリカの銀行に
遠く及ばないのか…
これだけでもかなり分かるはずです。
本当にこの本には学校でも
社会でも教えてくれないことが
たくさん出てきます。
お金儲け、というものが決して汚いものではない
というのがわかるはず。
そして余りすぎた人は正しくない、と思えるはずです。
たまに出てくるお金持ちの中にも
そういう人居ますよね。
そういう人にはならないように… -
4396110081 243p 2005・5・5 初版1刷
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真面目な金融リテラシーの本
興銀出身でアメリカのビジネススクールでMBA取得後外資系金融機関経験を積んだ著者の真面目でわかりやすい金融本。
「株価は、その本来の価値を実現する価値に落ち着く」
という考えのもと、企業価値の視点を持つことの大切さ、企業価値を極大化する経営をわかりやすく説明。
この本が、リーマンショック前に書かれていることが驚きだ。
ライブドアや村上ファンドなどが一世風靡していた中、世界の著名な経営人は意外に質素(真面目)な生活をしている等々、お金にコントロールされずに、お金をコントロールする生き方を伝えており金融リテラシーの大切さも伝えている。
最後にまとめると、
・努力した人が報われる
・リスクをとって成功すればリターンも大きい
・経営者は株主に雇われている。経営者の役割は企業価値の向上
・従業員が目を輝かせ、生き生きと働いている会社は伸びる
・既得権者が既得権の上にあぐらをかかずに、競争システムを導入
・グラスシーリングを撤廃
この本を読めば、金融や資本主義が肯定的に見られるようになると思う。 -
読了。所持