間違われた女 (ノン・ポシェット)

著者 :
  • 祥伝社
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本棚登録 : 43
レビュー : 9
  • Amazon.co.jp ・本 (301ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784396321048

感想・レビュー・書評

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  • 先が読める展開だったけど、最後はどうするのかは作者しだいって感じの話だった。だから、意外と引き込まれたな。間違わられたって、いろいろなんだな~て事か。

  • 1988年の小池真理子作品。祥伝社のノン・ポシェットへの書き下ろし。
    まず、読む前は完全に侮ってました。文庫本での書き下ろし作品、文庫本カバー裏のあらすじ紹介がありきたりなストーカーものサスペンス。正直、そこそこの内容だと思いましたね。
    犯人のからの手紙の字が下手すぎて、なんだか色々勘違いしてしまうマコとアコの2人の美女の様子が描かれる序盤で、これはアンジャッシュのコントのような物語を延々と長編で読まされるのでは、と、相当な我慢を覚悟しました。しかし序盤過ぎ、ヒロイン視点の物語から、ストーカー男性視点の物語に。この辺りは、サスペンスの名画『サイコ』から影響されたのでしょうか。更にはそのストーカー男性を愛した過去に辛い恋愛体験をした見た目地味な女性・千代子視点の物語が加わると、一気に切ない恋愛物になります。
    ストーカー男性が背は高いが地味で純情そう、というのも『サイコ』でノーマン・ベイツを演じたアンソニー・パーキンスがモデルなのかもしれませんが、昭和世代の自分が脳内でキャスティングしたのは古尾谷雅人。あまりにも古尾谷雅人っぽくて、小池先生が古尾谷雅人で当て書きしたのではないかと思うほど。ドラマ化されていないか調べてみると、1990年にドラマ化。ストーカー男役は、古尾谷雅人。適役。でもドラマ化では、単純なストーカーものサスペンスになっているそう。だとしたら、古尾谷雅人でなくても。
    とにかく中盤からクライマックスにかけての、間違われた女がほとんど登場しない、狂気と純愛が入り混じった悲しく切ない物語には、完全に心奪われました。バッド・エンド好きな自分が、こんなにもハッピー・エンドを望むんだことって滅多にありません。

  • 妄想に走る児玉秀実。間違って標的にされた雅子。朴訥な佳江と秀実が知り合ったことで、秀実は現実を生きていけるのかと思ったが運命の悲劇。また、亜紀子と夫が、自分達が渦の真ん中にいたのにまったく変わりない日常を送るのも運命か。

  • 男の狂気
    といった方がしっくりする。

    最初は間違われた女が軸だったけど
    徐々にはずれていいたような感じもしつつ・・・

    確かにみんな間違われた女なんだけど・・・

  • 別に交差しなくてもよかったんじゃないか?と思えるくらい。
    伏線が遠すぎる感じがした。
    でも、ジワジワくる怖さは中々のもの♪

  • 小学校のときに読んでこわかった。
    でも、最後に彼が救われたのはちゃんとわかったんだ。

  • 忘れた

  • サスペンス長編。

  • 突然舞い込んだ「愛の手紙」間違った愛情に目覚めた男の心理が怖いです。

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プロフィール

1952年東京都生まれ。成蹊大学文学部卒業。89年「妻の女友達」で日本推理作家協会賞(短編部門)、96年『恋』で直木賞、98年『欲望』で島清恋愛文学賞、2006年『虹の彼方』で柴田錬三郎賞、12年『無花果の森』で芸術選奨文部科学大臣賞、13年『沈黙のひと』で吉川英治文学賞を受賞。その他の著書に、『二重生活』『無伴奏』『千日のマリア』『モンローが死んだ日』などがある。

小池真理子の作品

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