笑う山崎 (ノン・ポシェット は 5-1)

著者 :
  • 祥伝社
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本棚登録 : 412
感想 : 46
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  • Amazon.co.jp ・本 (348ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784396326371

感想・レビュー・書評

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  • 茫洋とした曖昧なる面白さ。
    強烈な暴力も花村氏にかかれば日常の生活の一部とさえなる。
    独特の花村ワールド炸裂のノワール。

  • 花村萬月さんの特徴『暴力とセックス』が出ているハードボイルド作品。暴力でしか人を愛せない、とても不器用な愛しかたです。

  • ヤクザハードボイルド小説なんだけど
    青春小説です。
    山崎の行動原理が一貫していて格好良いです。
    読み終わった後、とても心の中がスッキリしました。

  • 山崎はフィリピン人の女性マリーの鼻をいきなり潰す。なのに二人は結婚する。単純に割り切れない感情と個性をもった極道・山崎の生き様に圧倒された。

    しかし花村萬月の本は痛い…。

  • やくざモノ、山崎の愛を暴力で表すことしかできない悲しい?物語。

  • 初めて読んだ花村作品。
    暴力シーンにただただ圧倒されました。

  • <a href="http://ryouchi.seesaa.net/article/1056163.html" target="_blank">りょーちの感想はここをクリックしてみてね</a>

  • 山崎はヤクザです、残虐です、でもその内面の温和さと純粋さに惚れます。

  • その世界でも凶悪・冷酷さで恐れられるヤクザ山崎。頭が良くカリスマもあり、身内への愛は過剰で震えが走るほど。すごくいとしい性質をしている。
    これは名作ですね。苛烈って文字が似合うと思う。暴力に着目して読むと大事なところを見失っちゃう本です。可愛い男です。

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著者プロフィール

1955年東京都生まれ。89年『ゴッド・ブレイス物語』で第2回小説すばる新人賞を受賞してデビュー。98年『皆月』で第19回吉川英治文学新人賞、「ゲルマニウムの夜」で第119回芥川賞、2017年『日蝕えつきる』で第30回柴田錬三郎賞を受賞。その他の著書に『ブルース』『笑う山崎』『二進法の犬』「武蔵」シリーズ、『浄夜』『ワルツ』『裂』『弾正星』『信長私記』『太閤私記』『対になる人』など。

「2021年 『夜半獣』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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