- Amazon.co.jp ・本 (348ページ)
- / ISBN・EAN: 9784396326371
感想・レビュー・書評
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茫洋とした曖昧なる面白さ。
強烈な暴力も花村氏にかかれば日常の生活の一部とさえなる。
独特の花村ワールド炸裂のノワール。
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花村萬月さんの特徴『暴力とセックス』が出ているハードボイルド作品。暴力でしか人を愛せない、とても不器用な愛しかたです。
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ヤクザハードボイルド小説なんだけど
青春小説です。
山崎の行動原理が一貫していて格好良いです。
読み終わった後、とても心の中がスッキリしました。 -
山崎はフィリピン人の女性マリーの鼻をいきなり潰す。なのに二人は結婚する。単純に割り切れない感情と個性をもった極道・山崎の生き様に圧倒された。
しかし花村萬月の本は痛い…。 -
やくざモノ、山崎の愛を暴力で表すことしかできない悲しい?物語。
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初めて読んだ花村作品。
暴力シーンにただただ圧倒されました。 -
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山崎はヤクザです、残虐です、でもその内面の温和さと純粋さに惚れます。
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その世界でも凶悪・冷酷さで恐れられるヤクザ山崎。頭が良くカリスマもあり、身内への愛は過剰で震えが走るほど。すごくいとしい性質をしている。
これは名作ですね。苛烈って文字が似合うと思う。暴力に着目して読むと大事なところを見失っちゃう本です。可愛い男です。