梅灯り 〔橋廻り同心・平七郎控〕 (祥伝社文庫 ふ 5-8)

著者 :
  • 祥伝社
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  • Amazon.co.jp ・本 (312ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784396334901

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  • 橋廻り同心・平七郎控 シリーズ8

    立花平七郎は、三年前、当番与力だった、一色弥一郎が判断を誤り、読売屋「一文字屋」のおこうの父・総兵衛を死なせた、その責を背負わされ「黒鷹」と呼ばれた程の、定町廻り同心から、橋廻りにされた。
    が、奉行の榊原主計頭忠之の密命を帯びている。

    《まぼろし》
    ぼろ寺に一人で暮らす少年僧・珍念が、母と別れた橋を思い出し、佇んでいると、一人の女が、声を掛けてきた。珍念は、別れた母ではないかと思う。

    《報復》
    「スズメバチ」と呼ばれ、忌み嫌われている岡っ引・伊勢蔵。実は、親の仇を打つため、岡っ引になり、探索していた。

    《白雨の橋》
    腕の良い、袋物師・与七は、ある日、酔いを味方に、男と大喧嘩。乱闘の末、隣の陶器屋の店先に有った、品物を壊してしまい、三十両の弁償金を払う羽目になった。

    江戸の橋で出会った人々を助ける、平七郎。
    義母の里絵は、腕は強いが、定町廻に復活する話、嫁取りも、なかなか進まない、平七郎に、業を煮やして、屋敷で茶の湯の師匠をする事に。
    弟子の中から、嫁を選ぼうと言う魂胆は、うまく行くか。


  • 夢のなかでおっかさんに会ったんだと 珍念の瞼の母との再開は成るのか 急に行くえ不明になった豊さんと袋屋の与七の恋はむすばれるのか 最後まで面白かった

  • 内容(「BOOK」データベースより)
    「夢のなかでおっかさんに会ったんだ」幼い頃、母親に捨てられた少年僧・珍念が橋廻り同心立花平七郎に嬉しそうに話した。夢で再現された母との最後の場所。そこは梅の香が漂う橋の上だったと言う。二百数十ある橋を一つ一つ、梅の香をたよりに巡り歩く珍念。だが、折しも殺しが発生、珍念が行方知れずに!「橋廻り同心」シリーズ第八弾。

    令和元年5月14日~15日

  • 2017.5.19.

  • L 橋廻り同心・平七郎控8

    内容紹介
    <橋上に浮かぶ母の面影 生き別れた母を探し求める少年僧に危機が! 平七郎の人情裁きや、いかに!?>
    「夢の中でおっかさんに会ったんだ」幼い頃、母親に捨てられた少年僧・珍念が橋廻り同心立花平七郎に嬉しそうに話した。夢で再現された母との最後の場所。底は梅の香が漂う橋の上だったと言う。二百数十ある橋を一つ一つ、梅の香をたよりに巡り歩く珍念。だが、折しも殺しが発生、珍念が行方知れずに! 人気沸騰の「橋廻り同心」シリーズ、待望の第八弾。

  • 4/17-4/19

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著者プロフィール

藤原緋沙子(ふじわらひさこ)
高知県生まれ。立命館大学文学部史学科卒。シナリオライターとして活躍する傍ら、小松左京主催の「創翔塾」で小説を志す。2013年に「隅田川御用帳」シリーズで第2回歴史時代作家クラブ賞シリーズ賞を受賞。本書は土佐の絵師として人々の幸せを願い描き続けた金蔵の生涯を温かい眼差しで活写した渾身の時代小説。著者の作家生活20周年記念作品である。著書に「橋廻り同心・平七郎控」シリーズ(祥伝社文庫)他多数。

「2023年 『絵師金蔵 赤色浄土』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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