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- Amazon.co.jp ・本 (413ページ)
- / ISBN・EAN: 9784396632892
感想・レビュー・書評
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2009年NHK大河ドラマ「天地人」の原作作家が書く伊達政宗の物語です。一言で言うと、悪人・政宗を描いていますので、ファンにとってはどうでしょうか。著者が天地人を書いているときに政宗に興味を持って書くことになったようですが、「義」や「仁愛」の兼続に対して、最後まで見果てぬ夢を追い続けた合理主義者・政宗が対照的で興味深いです。
2008.11.17読了
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伊達政宗を主人公とした小説としては平均的か。
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あの火坂雅志が伊達政宗を書く、というので飛びついた一冊。無論、好意的な意味ではない。相変わらず、面白い文章ではない。しかも、今度は主人公にあまりにも魅力がない。輝宗を撃つシーンであっけなくこの作品の度が知れた。これを読んでの伊達政宗の印象は、『行動は短絡的で思慮に欠ける口ばかり達者な小人物』。山岡・政宗のような魅力にあふれすぎたヒーローに描く必要はどこにもないが(ある意味、ありゃすごすぎだ)、これではあまりにも主人公に共感できない。星ふたつは、主人公が政宗公であるからというただそれだけの理由。