- Amazon.co.jp ・本 (496ページ)
- / ISBN・EAN: 9784396633585
作品紹介・あらすじ
神の仕掛けか、悪魔の所業か。地獄のバトルが今、始まる。
感想・レビュー・書評
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ダークゾーンとは何か。それは永遠の争いを続ける修羅界。古来、地獄と呼ばれてきたもの。今私が居る場所はどうだろう?
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異世界転生グロテスク対戦ゲーム小説。粗筋と本の厚さ考えると、正直気が進まなかったが、読み始めると最初は何を読まされているのか、、、という感じになるが、流石の筆力で、一気に読んでしまった。クソ面白い。
ベースは将棋で登場人物の転生前の人生にも将棋が深く関わってきており、断章では過去の人間関係が徐々に露わになってくる仕掛。将棋描写は前読んだ盤上の向日葵よりしっかりしてるかも。
ダークゾーン(地獄)から現実に戻りたい、果たしてそれは本当に正しいのか?っていうのは、ダンガンロンパみたい。
貴志さんの小説は、新世界よりも、悪の経典も漫画で読んでしまった。それなりに楽しめたが、これはルールの説明の多さと、グロ要素で漫画にしたらいまいちだろうなぁ。まあ、異世界転生流行なんでありそうといえばありそうだけども。
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だんだん私の頭では理解できなくなっていく…
気がしている。
それとも興味が薄れてんのかな。 -
うーん、評価が難しい作品。
とりあえず、将棋をモチーフにした小説ということで読んだけど、実際は将棋の要素はほぼない(作中ではこれは将棋だと言ってたけど)。というか、将棋の戦略性を表現できてないので、ゲームのターンが冗長すぎて読むのが疲れました。
また、読めば読むほど主人公がゲスすぎる。こういうドロドロした展開が好きな人にはいいんだろうけど、棋士や奨励会員に対する認識が浅すぎる気がしました。
対戦ゲームなのに相手視点の描写が何一つないのも単調さを増す要因ですね。 -
現実と非現実が同時に進行し、最後にストーリーが交わることで、展開がわかる系のどんでん返し系。
この人の著作はストーリー展開の速さや、人物、特にクレイジーな登場人物の描き方が上手く、おもしろいのだが、
本書はその良さが消されている。
ストーリーが展開する場所、登場人物、がほぼ固定&繰り返されることで飽きが来ると同時に、おおよその展開も読めてしまうので、最後のカタルシスもない。
ただ、まあやはり想像力を掻き立てる表現は一級品なので、最後まで一気に読めてしまうが、黒い家・クリムゾンの迷宮・天使の囀り・神世界より、のようなのめり込む感覚はなかった。 -
途中で挫折しそうになったけれど、なんとか読了。結局この人間将棋のようなゲームは。。。。これまでの貴志祐介作品は好きだったけれど、これはあんまりオススメできません。
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好きなジャンルそして好きな設定だからかもしれないが、辛めの評価が多い中、個人的には充分面白かった。
キャラ設定や展開も好き。
ただ、一番は貴志祐介作品だからこその安定の読みやすさ。
何だろうこの人の力は。
寡作な作家なのが凄く残念。
ただ、目次で展開がある程度読めてしまうのが少し残念。 -
まさかの…オチ。
ちょっとゲーム臭が強過ぎかな。 -
現実に起きた出来事(過去)を忘れて仮想世界に放り込まれた主人公。
仮想世界での命がけのゲームを進めて行くうちに、少しづつ過去を思い出していく・・・。
破天荒な仮想世界と追いつめられた現実、はたしてどちらが幸せな世界と言えるのか・・・。
将棋をベースにしたゲームで話が進んでいくので、将棋のルール等が分かっている人の方がより楽しめるのかもしれません。
話の設定自体は面白いのだけど、最後は結局なんだったんだろう?という感覚が残ってしまいました。
結局、どんな世界に居ても人が変わらなきゃ根本的な事は変わらないんだろうな・・・という漠然とした感想だけが浮かんだ作品でした。