原罪

著者 :
  • 祥伝社
3.32
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本棚登録 : 84
感想 : 16
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  • Amazon.co.jp ・本 (439ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784396634315

感想・レビュー・書評

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  • 「プリズン・トリック」以来、2冊目。

    堂々たるボリュームの長編。
    非常に重たいテーマを2軸の交錯で淡々と読ませる。
    しかし、ちょっと過度な形容はまだしも、
    女性教授の無礼なこと甚だしい様子にかなり苛々した。
    こんな社会人の描写ってどうなんだろう。
    愛嬌があるレベルでないので、ムカつきっぱなし。

    この点がなかったら、つまらない本になっていた、
    という訳でもないはずなので、蛇足に思うし残念だ。

    結末へ至る背景は良い悪いを超えたものがあるし、
    非常に読み応えがあった。

    うーん、残念だ。
    他の本にもあんなキャラクターが出ていないことを祈る。

  • 臓器移植に骨髄バンク、宗教、戦争・・・
    話がだんだん複雑になっていくようで、
    途中からついて行けなくなりそうでした。

    臓器移植。こんなこと言うのはタブーかな?
    移植された臓器は誰かの身体の中で役に立ってる
    かもしれないけれど、臓器が空っぽになった状態で
    あの世に旅立たせるのは気の毒かなとも思う。
    あちらの世界で困らないかな?と思ったりもします。

    童謡『てるてる坊主』、4番まであったんですね。
    「てるてる坊主 てる坊主 あ〜した天気にしておくれ」
    の部分しか知らなかった。
    4番の最後の歌詞は「そなたの首をチョン切ろう」
    だったなんて、知りたくなかった・・・。

  • 2つの物語がつながっていくのだが、どうやってつながるのかわからずなかなか進まなかった・・・

  • 2014/01/31
    移動中

  • 酒蔵の雪室から死体の出た現代の殺人事件と、25年前の大学生が起こした殺人事件とが、並行して進んでいく。
    このふたつの事件が中盤以降ようやっと繋がってきた時の快感がたまらなかった。
    人のためにここまでしないでしょとか、あの女教授はいらないでしょとか細かいツッコミどころはあるけれど、事件へののめり込み度はなかなかのものがあった。 それに白血病の元がそこにあったなんて…

    そして、最後の金森のセリフ 良かった(涙)

  • 携帯ニュークリア。

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著者プロフィール

1966年長野県生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業。
2009年『プリズン・トリック』で第55回江戸川乱歩賞を受賞。著書に『トリック・シアター』、『天命の扉』、『原罪』、『龍の行方』など。

「2014年 『現調』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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