- Amazon.co.jp ・本 (439ページ)
- / ISBN・EAN: 9784396634315
感想・レビュー・書評
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「プリズン・トリック」以来、2冊目。
堂々たるボリュームの長編。
非常に重たいテーマを2軸の交錯で淡々と読ませる。
しかし、ちょっと過度な形容はまだしも、
女性教授の無礼なこと甚だしい様子にかなり苛々した。
こんな社会人の描写ってどうなんだろう。
愛嬌があるレベルでないので、ムカつきっぱなし。
この点がなかったら、つまらない本になっていた、
という訳でもないはずなので、蛇足に思うし残念だ。
結末へ至る背景は良い悪いを超えたものがあるし、
非常に読み応えがあった。
うーん、残念だ。
他の本にもあんなキャラクターが出ていないことを祈る。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
2つの物語がつながっていくのだが、どうやってつながるのかわからずなかなか進まなかった・・・
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2014/01/31
移動中 -
酒蔵の雪室から死体の出た現代の殺人事件と、25年前の大学生が起こした殺人事件とが、並行して進んでいく。
このふたつの事件が中盤以降ようやっと繋がってきた時の快感がたまらなかった。
人のためにここまでしないでしょとか、あの女教授はいらないでしょとか細かいツッコミどころはあるけれど、事件へののめり込み度はなかなかのものがあった。 それに白血病の元がそこにあったなんて…
そして、最後の金森のセリフ 良かった(涙)