- Amazon.co.jp ・マンガ (176ページ)
- / ISBN・EAN: 9784396767754
感想・レビュー・書評
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わたしにとって自分の感情はとても大事なものでそれを踏み荒らす権利は誰にもない。それに誰も絶対にわたしと同じようには悲しく無いのだから誰にも分かち合わない。
孤独は彼女には寄り添うのにわたしにはちっとも優しくなかった。わたしは絶対に正しい真実を欲しがったのに彼女は消してそういうものを示さなかった。
朝が現実を受け入れる。槙生は便利な言葉は使わない。あくまで自分の悲しみは自分だけしかわからないものだと。朝にもその姿勢は崩さない。 -
朝の母の泣き顔の絵(漫画としての表現)は綺麗だったし、朝の母がもつ「やるせなさ」「拠り所のなさ」のような感情を受け取った。
死者は語ることはできないとしつつ、誰も知る由もない朝の母の内面を日記としてではなく表情として描くのは、何か意図があるのだろうか。次の巻に期待。 -
槙生ちゃんの理解はするけど共感はしないってスタンス、私は好きだけど甘ったれの女子高生には少々厳しかろうな…
それでもやっと朝が両親の死を受け入れる段階まで回復(回復?)してきたのはそばに槙生ちゃんがいたからだよなー
こんな叔母が私も欲しい -
うわー。
朝が。そうだよね、辛かったよね。
でもそれをどー誰に示していいかわからなかったよね。周りが色々持ってるように思えるよねと共感。
そして槙生ちゃんがまたいい。 -
人間のココロって、フクザツ、単純で、繊細で、めんどくさいね…
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全部ではないけれど分かる。
大事なものや自分の気持ちを誰にも言いたくない・共有したくないという感覚。
フォーマットに従われても、媚びるようなことばを渡されてもすごく嫌な気持ち、大切なものを汚されたような気持ちになるから、私のなかでそっとしておきたい。 -
最後のまきおの文章が、ソワソワするワードチョイスだった。なんだか、もろさと芯の強さを両方持った。まきおが朝にまっすぐ向かっていきながら、人は人、って感覚を教えてもらっている気がする。最初見たとき、みどりちゃん→朝と暁先生→槙生 かと思っちゃった(笑)(椿町ロンリープラネットの後に読んだので)