違国日記 5 (フィールコミックス FCswing)

  • 祥伝社
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (176ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784396767754

感想・レビュー・書評

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  • 2023.03.01.ピッコマ

    朝はやっと感情が追いついて来たんだね。

    朝がお母さんはどう言う人だったのか
    それを問うのは辛いなぁと思った。
    普通の家族の間でも、本当の自分を出してないでしょ。
    さらに亡くなった人の事、どう言う人だったか考えるのは辛いなぁ。
    私は母親なので、母親として立場で考えちゃうな。
    結婚してなければ、
    子供がいなければ、
    仕事してれば、
    逆に仕事してなければ、
    その時の環境や、その時のたまたま何かの影響で、強く思って、それがどこかに、誰かに残ってしまうかもしれないけど、
    それだけが真実ではない。
    特に亡くなった人は、なにも言えないからね。
    子供は親の葛藤や孤独は知りたくないよね。
    親も、たとえ絶えず持っていたとしても、
    死んでしまってから子供に知られたくはないだろうな。
    もしかしたら、一緒に生きている時はちょっと理解してほしいと思う時があるかもしれないけど、
    死んでからは知らないで欲しいかな。

    朝の不登校がわかった時、
    車で来てくれた男の人(誰だ?朝の後ろ盾?のような人)
    が、
    朝がいなくなったことを、
    大ごとにした方がいい
    と言ったのは、なるほど!と思った。

    今はまだ朝は思えないだろうけど、
    下手に同調してこない槙生と一緒にいる朝はラッキーだ。

    話しの続きが楽しみ

  • わたしにとって自分の感情はとても大事なものでそれを踏み荒らす権利は誰にもない。それに誰も絶対にわたしと同じようには悲しく無いのだから誰にも分かち合わない。

    孤独は彼女には寄り添うのにわたしにはちっとも優しくなかった。わたしは絶対に正しい真実を欲しがったのに彼女は消してそういうものを示さなかった。

    朝が現実を受け入れる。槙生は便利な言葉は使わない。あくまで自分の悲しみは自分だけしかわからないものだと。朝にもその姿勢は崩さない。

  • 朝の母の泣き顔の絵(漫画としての表現)は綺麗だったし、朝の母がもつ「やるせなさ」「拠り所のなさ」のような感情を受け取った。
    死者は語ることはできないとしつつ、誰も知る由もない朝の母の内面を日記としてではなく表情として描くのは、何か意図があるのだろうか。次の巻に期待。

  • 槙生ちゃんの理解はするけど共感はしないってスタンス、私は好きだけど甘ったれの女子高生には少々厳しかろうな…
    それでもやっと朝が両親の死を受け入れる段階まで回復(回復?)してきたのはそばに槙生ちゃんがいたからだよなー
    こんな叔母が私も欲しい

  • うわー。
    朝が。そうだよね、辛かったよね。
    でもそれをどー誰に示していいかわからなかったよね。周りが色々持ってるように思えるよねと共感。
    そして槙生ちゃんがまたいい。

  • 槙生はえみりの母親と会う。亡き母の残した日記を見つけて動揺する朝。ようやく両親の死に向き合い始める朝。

  •  読了。
     両親の死を受け入れた朝。
    (210610)

  • 人間のココロって、フクザツ、単純で、繊細で、めんどくさいね…

  • 全部ではないけれど分かる。
    大事なものや自分の気持ちを誰にも言いたくない・共有したくないという感覚。
    フォーマットに従われても、媚びるようなことばを渡されてもすごく嫌な気持ち、大切なものを汚されたような気持ちになるから、私のなかでそっとしておきたい。

  • 最後のまきおの文章が、ソワソワするワードチョイスだった。なんだか、もろさと芯の強さを両方持った。まきおが朝にまっすぐ向かっていきながら、人は人、って感覚を教えてもらっている気がする。最初見たとき、みどりちゃん→朝と暁先生→槙生 かと思っちゃった(笑)(椿町ロンリープラネットの後に読んだので)

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