- Amazon.co.jp ・マンガ (176ページ)
- / ISBN・EAN: 9784396783570
感想・レビュー・書評
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2015年8月10日 フィフスアベニュー
興津×中澤、阿部
なんか最後3人で心中しそうな話だ…
明るく進む感じは今のところ全くしない詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
面白い。これから狂うのかここから治るのかたのしみ。
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漫画として素晴らしいと思うけど痛々しい話が苦手な私としてはただただつらい。
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カジノバーのバイト×ディーラー,店長
どす黒いです… -
普通っぽい新谷すら何かが危うい…三人ともズレている。誰にも優しくされない菊池は唯一優しい新谷に依存し、不憫なモノに魅了される新谷はそれを拒絶せず、更には言動全てが常を逸した須藤にすら絡め取られて行く。
複雑で、けれどそれが読んでいてとても面白いと感じたストーリーで今後彼らがどうなって行くのか続きがとても気になります。
ストーリーあってのエロですがそのエロが結構濃いのでほんわか系BLが好きな方はまず地雷だと思うのでご注意ください。 -
のばらさんはエロとシリアスの配分がめちゃ上手いと思います。秋山くんのときはほんとにエロ!BL!って感じだったけど、「にえるち」とか今回の「寄越す犬」はとてもドラマチック。もっていきかたとか、空気感とかがとてもうまいのだと思う。
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怖い((((;゚Д゚)))))))
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行動は変態的に見えるとしても、精神構造は真っ当な人間もいれば、行動・精神構造共に「変態」である、と言うのは全く違うもんだな、と思った。新谷・菊池・須藤、3人とも変態である。人を好きになる情動を動かす原動力と言うか、発火点が「変態」なのである。
須藤は自分の様にヤクザの愛人として在る人間とは違い、一見まともな新谷に惹かれているが、新谷の性癖及びそれに伴う愛情が捻じ曲がっているのを見抜いている訳だ。新谷が「自分が行った事に対して与えられている」と言う事を責任転嫁して愚痴をこぼすような、人間としてはどこまでも幼稚な菊池に惹かれるのは「みじめなものを見るのが好き」だからだ。彼は菊池とのトラブルに巻き込まれるまで気付いてなかったようだが、ヤクザが経営していると解っているバーに勤めている時点で自ら「危険」に近づいて行っている。彼は恐らく不幸フェチなのだろう。菊池は性根が「下僕」であり、下僕としては質が良くないので(見目は良いが)故に下僕を飼うには「脅す」「乱暴する」と言う手段しか取れない下劣で品のない人間しか寄って来ない。色んな意味で他者に対しての依存度が高いので、現状、優しくしてくれる新谷に依存しているだけなのか、違うのか、自分の頭で考えられるようになるといいのになぁ、菊池…。
性的な行為を強要される、と言う図式であると言うのは須藤にしろ菊池にしろ、彼らの方の主観で分け隔てている訳だ。これは金の為・契約と決めてるのは彼らの方で、新谷だけは別、と思っているのも彼らだけである。須藤と菊池が「負」を背負ってなかったら、新谷は彼らを抱けたんだろうか。この辺りを描いてくれると面白いなぁ。
1巻分もずっとon BLUEで読んでいたが、まとまるとこの3人の様相がよく見えてくる。1巻以降の2話分、速攻で読んだが、単なる舞台設定ではなく極道ものの色が濃くなって来ている。設定はヨネダさんの『囀る~』に似ている。菊池が頭が悪いから言葉を持たない、ゆえに単純な思考でしか考えられない、と言う描写が秀逸。
自分が、性的には根っからノーマルだな、って実感した。これ、新谷・須藤・菊池の誰に対して本能的に自分とどう照らし合わせるかで読み手の性癖が暴露される作品だな、って思ったわ。 -
装丁:名和田耕平デザイン事務所