十二人の踊る姫君

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感想 : 8
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  • Amazon.co.jp ・本 (121ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784403031069

作品紹介・あらすじ

踊り靴の謎を解くため、妖精の力を借りて地下王国に行った少年マイケル。彼がそこで見たものは、真夜中の舞踏会だった。表題作は、絵巻のように繰り広げられる十二人の姫君の物語。妖精女王の座を争う二人の妖精の力比べを描く「ロザニー姫と浮気な王子さま」など四編を収論。カラー絵13点。小学4年以上から。

感想・レビュー・書評

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  • イギリスの古き挿画に惹かれます。絵本サイズの読み物は苦手意識があるのですが、読み始めるとぐいぐい引き込まれる素晴らしい作品のなんと多いことか!『おしろいとスカート』を読まずに図書館返却したことが惜しまれます。
    この本の冒頭の書き出し「何百年も生きる妖精にも、ときおり死は訪れる。一週間に一度動物に変身せねばならない時に、危険や事故が起こる」という文章に引き込まれてしまいました。表題作も絵本で読むよりも世俗的でアダルトでとても楽しめました。他に「ロザニー姫と浮気な王子さま」「笑わぬ男」「ロシア皇后のすみれ」。どれも甲乙つけがたく、先の読めない展開、意外ながらも納得のラストに感服です!
    とりあえず『おしろいとスカート』『空飛ぶトランク』は要チェック!

  • 図書館の除籍本ボランティアで、おだちんがわり(?)にもらってきた本。
    ニールセンの挿絵がひっじょーに美しいです。
    岸田さんの本も元々好きなので、訳もバッチリ好みでした。
    クーチ卿が編集したもうひとつの本、「おしろいとスカート」も手に入れたいなぁ・・・。
    前にヤ○オクで見たら、12000円で出品されてましたー。

    いいいいちまんにせんえん!!

  • 童話集。ニールセンの挿絵がたまらなく素敵。挿絵を楽しむための本。4編収録。前半二つは、妖精に纏わるコミカルで可愛い話。後半二つは捻りのきいたシニカルな話。コレクション向き。

  • ニールセンの挿絵がうっとりするほど綺麗。

  • どこか不思議でどこか美しい絵ものがたりです。

  • カイ・ニールセンのすばらしいエッチング

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