フラワー・オブ・ライフ (4) (ウィングス・コミックス)

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  • Amazon.co.jp ・マンガ (201ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784403618673

感想・レビュー・書評

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  • このお話はよしながふみ先生作品の中でいちばん好きです!
    普通の高校生たちの日常を描いた作品なんですけど、こうも引き込まれるのは何故でしょう。

    主人公の春太郎くんは元白血病患者で、また再発する可能性もあるわけで(こういう場合は「元」をつけていいのだろうか)
    だけど今は定期的な通院以外は普通の高校生として元気に生きています。
    かたやお姉ちゃんは身体は健康だけど、お仕事で息が詰まってしまっている。
    春太郎のクラスメイトや先生たちも個性的で、でも非現実的ではない、本当にいそうなところがいいんだと思います。

    舞台の高校が二期制だったり、文化祭に劇ばっかりやったりと自分の母校に似ているところが多くてなんだか嬉しくなります。

  • 再読。
    何度読んでも飽きさせない作品。読む歳によって感情移入するキャラクターが違う気がします。
    何一つ大きな変化はないのだけど、希望のあるラストです。

  • なんとまさかの。
    おねーちゃんの気持ちもわかるけど、うーんという気もする。
    家族だからこそのあの場面なのもよくわかる。

  • flower of lifeは「生涯の最盛期」という意味があったり、幾何学模様の名称でもあるらしい。
    大人は大人なりに、子供は子供なりに毎日を生きて悩む。
    そして成長したり後退したりもする。それぞれの変化が愛おしい。
    春太郎のお姉さんの告白からラストまでが少し唐突な気がするが
    余韻の残る素敵なラストだった。
    真島好きな私は少し納得のいかないラストでもあった。

  • ああくそ。なんていい終わり方だ。
    泣くに泣けん。

  • 家族で読めます。
    男女読めます。
    読後、主人公と一緒に自分まで成長した気分になれます。

  • 1~3巻まで白血病の高校生が普通に高校生活を送るのを描いてると思って読んでいた。
    4巻になって、1年以内に再発して死ぬ確率が10%あって、家族がびくびくしていることを知った主人公がもう普通に生きるクラスメートと自分が違うことを実感し、精神的距離、精神的孤独さが描かれていて、すごくいい作品だと思った。

  • 高校生活を送るなかの、ありふれた日常。でもすごいことばっかりなんだけど笑
    学生生活のほんのひとコマ、コメディありシリアスあり。
    さいごに主人公ハル太が一歩踏み出しておわる。
    何かに答えが出るわけじゃないんだけど、よしながふみのこういう作品が大好き。
    優しい気持ちになれる漫画。

  • シゲと真島は恋愛でゴタゴタしたり、磯内さんは尾崎君と付き合ったり。春太郎と三国は漫画家デビューを目指して担当がついたりして頑張る。姉ちゃんは母ちゃんの帰国から慌ててバイトに入り、人間関係で悩んでやめる。そして追い詰められたその口から再発の可能性を突きつけられた春太郎は...みんながちょっと大人になって、学年が上がる春までを描いた物語。

    彼は花の盛りに亡くなった...胸に来る一文だ。タイトルがここでようやく出てくる。白血病になった友人がいるけれど、もう5年は過ぎているけれど、やっぱり今でも体調を崩したりしてて、それがずっと続くのかなと思うと心配。黒髪のハルがなんだか頼もしく見え秘密を持って大人になる...良い未来が待ってるといいね、そう思う。

  • フラワーオブライフの意味が分かる最終巻。

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著者プロフィール

東京都生まれ。代表作の『西洋骨董洋菓子店』は2002年、第26回(平成14年度)講談社漫画賞少女部門受賞。2006年、第5回(2005年度)センス・オブ・ジェンダー賞特別賞、第10回(平成18年度)文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞を受賞。ほかの作品に、『大奥』『フラワー・オブ・ライフ』『愛がなくても喰ってゆけます』『愛すべき娘たち』『こどもの体温』などがある。


「2022年 『きのう何食べた?(20)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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