腕貫探偵、残業中

著者 :
  • 実業之日本社
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本棚登録 : 307
感想 : 57
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  • Amazon.co.jp ・本 (318ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784408535296

感想・レビュー・書評

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  • どことなく超現実的な不思議なミステリー

  • 前作と「腕貫さん」が全然違うw登場人物の名前もまともになって読みやすくなってた。「夢の通い路」か「流血ロミオ」かな。どちらも西澤さんらしい作品でした。

  • 腕貫さん2作目。
    今回はかなり人間らしくなってきました。

  • 腕貫探偵、続編あったんだ!

  • 市民サービス課臨時出張所の職員にしてスーパー
    安楽椅子探偵の「腕貫」さんシリーズの続編。
    そもそもこの腕貫さんって名前じゃないし、その
    謎の本名はここでも明らかにならずw。

    今回も短編連作スタイルですが、前作で登場した
    方々もちらほらと再登場。起る事件は結構殺伐と
    してたり、救いようのない暗いものが多いんですが
    どうにもこの探偵が登場するとその暗さを
    感じないんですよねー。
    腕貫さんの推理による真相は、あくまでも
    真相っぽいというものだからかもしれません。

    今回は基本的にサービス残業による謎解きなので
    意外にも食通の腕貫さんの一面が垣間見えて
    少し...萌えますw。

  • これって、シリーズ物なのかしら?
    「探偵モノ」が好きなので借りてみました。短いお話がいくつも入っていて読みやすかったです。どこからでも区切れたし。
    ただ・・最近分かった事ですが、私・・いわゆる「キャラ立ち」が好きみたいで、この探偵さん、目立たないのです。むしろ事件に登場する人の方が色鮮やかにイキイキしていて、探偵さんは冷静にさささっと解決しちゃう・・みたいな感じが、ちょっと物足りなかったです。
    もう少し人間臭く・・というか、もっと前面に出て来たらよかったのになぁ~なんて思っています。

    斜め読みしたからかなぁ~。もうちょっとシリーズ探してみようかなぁ・・う~~ん。・・という感じです。

  • おもしろかった〜!「てあとろ」のお話で意外な登場の仕方をした腕貫探偵。はて?この人名前なんだっけ?・・・まあいいか。とにかく今作は出張所に相談に来る、というスタンスより、最初に登場した美女さんが仲介役てきな役割でどんどん事件がまわってくる。腕貫さんをだーりんと呼ぶユリエさん。うーん魅力的だねえ。西澤作品にはこーゆー美女欠かせないよなあ。にしてもおいしそうなものばかり、いいなあ。先生のお話とかちょっと狂気じみてて好きでした。まあ5千万で人生狂わされるのはちょっと・・・とは思うケド。ラスト話のおちには笑った。偽札かあそうきますか。ほんと人生いろいろだ〜。流血ロミオはねえ、ぜったいこいつ2階から落とされるぜ、と思ったけど、流血はそこじゃなかった。残念。

  • 腕貫探偵、残業中 読了。おもしろかった!五千万のゆくえが激しく興奮しました!これは…えぐい…。あと腕貫さんとユリエさんのコンビ、いやみがなくてニヤニヤしました。い、いつのまに電話番号を…。腕貫さんがどんな顔して女子大生に番号を教えたのか気になるところ…。

  • 前作より連作感が強まっていてそういう楽しみもあり。謎解きは面白い。何故か前作で気になった難しい読みの固有名詞が出て来なくなった。ネタ切れ?いずれにせよ、物語に集中できるようになってよかったです。

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著者プロフィール

1960年高知県生まれ。米エカード大学創作法専修卒業。
『聯殺』が第1回鮎川哲也賞の最終候補となり、1995年に『解体諸因』でデビュー。同年、『七回死んだ男』を上梓。
本格ミステリとSFの融合をはじめ、多彩な作風で次々に話題作を発表する。
近著に『夢の迷い路』、『沈黙の目撃者』、『逢魔が刻 腕貫探偵リブート』などがある。

「2023年 『夢魔の牢獄』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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