- Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
- / ISBN・EAN: 9784408536910
感想・レビュー・書評
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めっちゃいい感じです。
シリーズ化ということらしくてあっさり目でしたが、早く次のが読みたいです。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
あさのあつこさんの「風を縫う」、2016.8発行です。縫箔屋(ぬいはくや)を舞台にした刺繍の世界の物語。その親方の職人としての技の素晴らしさ、娘が町人に関わらず剣の才に長けていること、旗本の三男で剣に長じた侍が、家を捨て、武士を捨てて刺繍の世界への弟子入りを熱望したこと、娘を殺して楽しむ殺人鬼が明らかになったこと・・・、いろんな要素がちりばめられています。読みやすくて、そこそこ楽しめましたが、著者は読者をどこに誘うおつもりだったのか・・・。収束しないままに終わった感が否めないです。。。
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娘殺しが最後にあっけなく解決したのは拍子抜けだけれど、武士から町人へ、職人に弟子入りした一居の今後が気になります。
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江戸・深川の縫箔(刺繡)屋丸仙の娘・おちえは、「弟子入りしたい」と突然丸仙を訪れた美しい若侍・吉澤一居に心を奪われる。
旗本の家に生まれ、剣の名手でもある一居はなぜ、武士の身分を捨ててまで刺繡職人になることを切望するのか。
そして江戸中を震撼させた娘斬殺事件の行方は――。
あでやかで繊細な刺繡を生み出す職人技と、対極にあるような剣術。
ふたつの世界を舞台に、16歳の少女の葛藤と成長をみずみずしく描く。 -
江戸時代青春ラブロマンス&ミステリー。ミステリー要素は後半やたら駆け足になっちゃった点が少し残念なのですが、主人公おちえの可愛さ、けなげさに救われます。
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帯に「新シリーズ始動」とあることから、既に続編ありきで描かれており、まずは登場人物と経緯の説明という感じ。
若い娘ばかりが襲われる事件も引っ張った割にはアッサリと終わり、ちょっと物足りない。
次巻以降の展開に期待。 -
悪くはないが、展開がワンパターン化してきている
気がする。 -
現実に呑み込まれまいと努力する若者に筆者の目は温かい。
一居が格好よすぎるのはご愛敬。現実に流されず、抗う覚悟が問われている。