風を繍う

  • 実業之日本社
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本棚登録 : 231
感想 : 35
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  • Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784408536910

感想・レビュー・書評

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  • めっちゃいい感じです。
    シリーズ化ということらしくてあっさり目でしたが、早く次のが読みたいです。

  • あさのあつこさんの「風を縫う」、2016.8発行です。縫箔屋(ぬいはくや)を舞台にした刺繍の世界の物語。その親方の職人としての技の素晴らしさ、娘が町人に関わらず剣の才に長けていること、旗本の三男で剣に長じた侍が、家を捨て、武士を捨てて刺繍の世界への弟子入りを熱望したこと、娘を殺して楽しむ殺人鬼が明らかになったこと・・・、いろんな要素がちりばめられています。読みやすくて、そこそこ楽しめましたが、著者は読者をどこに誘うおつもりだったのか・・・。収束しないままに終わった感が否めないです。。。

  • 娘殺しが最後にあっけなく解決したのは拍子抜けだけれど、武士から町人へ、職人に弟子入りした一居の今後が気になります。

  • 江戸・深川の縫箔(刺繡)屋丸仙の娘・おちえは、「弟子入りしたい」と突然丸仙を訪れた美しい若侍・吉澤一居に心を奪われる。
    旗本の家に生まれ、剣の名手でもある一居はなぜ、武士の身分を捨ててまで刺繡職人になることを切望するのか。
    そして江戸中を震撼させた娘斬殺事件の行方は――。
    あでやかで繊細な刺繡を生み出す職人技と、対極にあるような剣術。
    ふたつの世界を舞台に、16歳の少女の葛藤と成長をみずみずしく描く。

  • 江戸時代青春ラブロマンス&ミステリー。ミステリー要素は後半やたら駆け足になっちゃった点が少し残念なのですが、主人公おちえの可愛さ、けなげさに救われます。

  • 帯に「新シリーズ始動」とあることから、既に続編ありきで描かれており、まずは登場人物と経緯の説明という感じ。
    若い娘ばかりが襲われる事件も引っ張った割にはアッサリと終わり、ちょっと物足りない。
    次巻以降の展開に期待。

  • あさのあつこさん、新作の歴史物。新たなシリーズ物として、期待大。
    江戸時代、縫箔屋・丸仙の一人娘・ちえが主人公。そこにちえの父親・仙助に弟子入りを乞う若侍・吉澤一居がやって来る。凄腕の剣士であるにもかかわらず、武士を捨てようとしている一居、町娘にもかかわらず剣の修行に励むちえ。遠くにあると思っていた未来、岐路に立ったちえが行き着く未来はどんなものか、次作が待ち遠しい。

  • 悪くはないが、展開がワンパターン化してきている
    気がする。

  • 現実に呑み込まれまいと努力する若者に筆者の目は温かい。
    一居が格好よすぎるのはご愛敬。現実に流されず、抗う覚悟が問われている。

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著者プロフィール

岡山県生まれ。1997年、『バッテリー』(教育画劇)で第35回野間児童文芸賞、2005年、『バッテリー』全6巻で第54回小学館児童出版文化賞を受賞。著書に『テレパシー少女「蘭」事件ノート』シリーズ、『THE MANZAI』シリーズ、『白兎』シリーズなど多数。児童小説から時代劇まで意欲的な執筆活動で、幅広いファンを持つ。

「2013年 『NO.6〔ナンバーシックス〕(8)特装版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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