- Amazon.co.jp ・本 (344ページ)
- / ISBN・EAN: 9784408538464
感想・レビュー・書評
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佐藤作品は「犬を盗む」しか読んでおらず、2冊目も犬シリーズで。息をするように噓をつく主人公・梨沙に終始嫌悪感は残るが、ストーリテリングの上手さと、噓をつくことに躊躇がなくなってしまった人物の描写がとても丁寧で、知らず知らずストーリに没入してしまった。犬以外の題材も読んでみようと思う。
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犬好きとしては犬が可哀想な目に遭うことがなく(もともと可哀想な境遇の犬はいるが)安心して読めて安心…!犬を好きな登場人物が多く出てくるので、共感しながら読めました。
主人公はなんでこんなに嘘をつくの?と疑問や違和感のある方も多いと思うのだけど、両親や友人からの興味関心や愛情を得ようとして虚勢を張りがちな人なら、その気持ちは痛いほどわかるはず。…とは言っても、限度はあるけど…そのついてはいけない嘘とそうではない“話を盛る”程度の境界線をうろちょろしているのは誰か、考えながら読むとさらに面白い話でした。 -
SNSや婚活アプリ、見栄と嘘の描写が頻発に出てくるため、今どきの小説だなという感じをまず受ける。
予想を外す展開が続くので読んでいて楽しく、読後の感覚も気持ち良い。
善意で主人公を救おうとしてくれる携帯ショップの店長さんと、打算なしに手助けをしてくれる行為が理解できない主人公との対比が泣ける。 -
しょーもない人の泥沼話に辟易した後にワンコの賢さに救われた。
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六本木のセレブ妻で保護犬と暮らしていると偽りSNSに漫画を投稿している自称インフルエンサーの梨沙。出版社からの書籍化のオファーが来たことから、噓がばれないように何とか犬を手に入れようと企む。常軌を逸した梨沙の行動にハラハラドキドキなのか呆れなのか何とも言えない複雑な気持ちになる。SNSはある程度誇張の世界なのだとは思うのだけれどもこんな感じなのかな。それでも最後は優しい温かい気持ちで読み終えることができた。面白かった。
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島原出身でご縁だと思ってたけど、今回ついに主人公が川越在住、最後にいつもながらの良かった感
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後半からぐっと面白くなりました。