腕貫探偵 (実業之日本社文庫)

著者 :
  • 実業之日本社
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本棚登録 : 1596
感想 : 174
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  • Amazon.co.jp ・本 (312ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784408550626

感想・レビュー・書評

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  • 1つ1つが短くて読みやすい。
    腕貫探偵が神出鬼没過ぎて最後辺りまで人に害がないタイプの怪異だと思って読んでたそんなことは無かった

  • 1話ずつ完結していて読みやすい。櫃洗を舞台に、神出鬼没の出張相談窓口公務員が安楽椅子探偵を繰り広げる。

    登場人物の名前が読めなすぎて困ったw

  • オーディオブックにて。

  • さっと読める感じ。なぜなのかを考えるのが面白くなる。

  • 人の話を聞いただけで事件解決。すごくない?

  • 市民サーヴィス課臨時出張所櫃洗市一般苦情係、腕貫をしたその男に寄せられるのは些細な悩みから殺人事件まで様々。 パイプ椅子に座った探偵が概要だけで事件解決!?

     役所勤めの腕貫男が冷静井に事件を解決してゆく短編集、シリーズ第一作。 短編集としてはかなり良かったです。

  • 市民サーヴィス課臨時出張所
    櫃洗市のみなさまへ
    日頃のご意見、ご要望、なんでもお聞かせください
    個人的なお悩みもご気軽にどうぞ
    櫃洗市一般苦情係
    との不思議な貼り紙と共に、
    ひょろりと鉛筆みたいに細身で、ひと昔前の肺病病みの文学青年みたいに尖った風貌に、丸いフレームの銀縁メガネ。若いのか年寄りなのかよくわからない。無造作に切り揃えたとおぼしき髪には白いものもちらほら混じっているようだが、基本的には年齢不詳。むっつりとした表情や黒っぽいネクタイが如何にもお役所的に堅い感じだが、両腕の肘まで黒い腕貫を嵌めた男が
    大学に、病院に、警察署に・・・
    突如現れ、悩める市民たちの相談に乗り、見事解決のヒントを与える。

    箸休めにちょうど良い。

  • 神出鬼没な安楽椅子探偵が謎を解決していく連作ミステリ。

  • 再読

  • 最近ミステリといえば重い話が多かったので、軽く読めるポップな面白いミステリ探して手に取った。
    続編が何冊も出てるってことは面白いんだろうなと判断。
    結果、ちょっと思っていたのとは違っていたけど、希望通りドンピシャど真ん中の軽めなミステリでした。

    思っていたのとは違っていた原因は私の空目!笑
    “腕貫”が“敏腕”に見えていて、こうアクティブに動きまわる敏腕探偵を想像していたので、読み出して早々に『うでぬきじゃん!!!!確かにどこをどう読んでもうでぬきじゃん!!』と自分にツッコんでしまった。笑

    さて、話としてはなんてことない安楽椅子探偵モノ。
    文章からにじみ出る古さはまぁこんなものですよね。
    連作集になっているし、背景より謎解きに重きを置いているので、感情に振り回されることなく時間をかけることもなく純粋に謎解きを楽しめさっくり読めます。

    ミステリとしてどうかっていうより、私の今の気分にちょうどいい作品でした。
    ただ読んでみて思うけど、数冊続編出てるよね?
    この感じで続刊もいくの????この作品のテンションは一冊にまとめてあるから持つのであって、毎回この感じだときつくなるな…




    @図書館本

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著者プロフィール

1960年高知県生まれ。米エカード大学創作法専修卒業。
『聯殺』が第1回鮎川哲也賞の最終候補となり、1995年に『解体諸因』でデビュー。同年、『七回死んだ男』を上梓。
本格ミステリとSFの融合をはじめ、多彩な作風で次々に話題作を発表する。
近著に『夢の迷い路』、『沈黙の目撃者』、『逢魔が刻 腕貫探偵リブート』などがある。

「2023年 『夢魔の牢獄』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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