- Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
- / ISBN・EAN: 9784408551050
感想・レビュー・書評
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ダメな警察官ばかりの小説です
見事にポンコツやらはみ出し者ばかりの短編
令和だからコンプライアンス遵守でね詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
130128
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永瀬隼介らしい警察モノの短編集。
しかも警察官には向かない、不器用な人達が描かれている。
どれも単純な終わり方をしていないところが良い。 -
びっくりするような展開ではないのに、簡単に予測がつかない、どうなるんだろう?と思わせられる。なるほど上手い。事件は解決し、登場人物たちも何かを得たり前に進んだりする終わり方なんだけれど、全て万々歳というのではなく、どこか侘しいような切ないような風情が残るところもこの題材らしくていいと思った。
表題作は別にして、かもだけど。 -
地に足が着いた短編も良い。
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一味違う警察小説の短編五編。『東京から来た男』。トラブルに巻き込まれた警察官夫婦、後味の良い結末。『秘密捜査』。一人の刑事の生き様と一つの事件を交錯させるウマさ。『昔の男』。女性刑事を主人公に据え、人生の機微を描く。『完黙』。この短編集では異色の作品。『師匠』。二人の刑事による人情物。どれも、味のある良い作品なのだが、『秘密捜査』と『師匠』が良かった。