- Amazon.co.jp ・本 (402ページ)
- / ISBN・EAN: 9784409030783
作品紹介・あらすじ
世界における動物福祉論の最大の画期となり、現在まで重要性を増し続ける革命的書物にしてシンガーの代表作。そのあまりに苛烈かつ論理的な倫理の要求は、われわれ全存在に向けられている。大幅な改稿を施された2009年版にもとづく決定版。
感想・レビュー・書評
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動物倫理の原点になった本だそう。
平等とは何かということについて我々にヒントを与えてくれる。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
3.64/181
内容(「BOOK」データベースより)
『世界における動物福祉論の最大の画期となり、現在まで重要性を増し続ける革命的書物にしてシンガーの代表作。そのあまりに苛烈かつ論理的な倫理の要求は、われわれ全存在に向けられている。大幅な改稿を施された2009年版にもとづく決定版。』
原書名:『Animal Liberation』
著者:ピーター・シンガー (Peter Singer)
訳者:戸田 清
出版社 : 人文書院
単行本 : 402ページ
ISBN : 9784409030783 -
すべてが賛同できるわけではないが、こういう思考の枠組みがあるのか、という気づきはあった本。身近な動物の日々の見方、接し方について、思考実験してみたくなった。
日本に限らずこの手の話は一部の過激な人が言ってるだけ、と受け止める向きもあるるだろう。ただ、欧米がこういう思想をベースにルール作りを仕掛けてくる可能性もある。SDGs などの文脈でくるのか、その次のポスト2030の話として浮上するのか、こういう視点も持ち続けたい。
最後に、動物倫理学は新しい分野に見えるが、古代の宗教では神の化身として崇められた存在もあったと聞く。そのあたりの関係も知りたいと感じた。 -
いい本。
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◆7/17オンライン企画「食のミライ」で紹介されています。
https://www.youtube.com/watch?v=jCW1km6G9LY
本の詳細
http://www.jimbunshoin.co.jp/book/b87004.html -
哲学
動物 -
http://booklog.jp/users/awalibrary/archives/1/4409030787
── ピーター・シンガー/戸田 清・訳《動物の解放 20110520 人文書院》改訂版
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第1章 すべての動物は平等である
第2章 研究の道具
第3章 工場畜産を打倒せよ
第4章 ベジタリアンになる
第5章 人間による支配
第6章 現代のスピシーシズム -
すべての動物は平等である。
動物解放については肉を食べる人はみんな誰でも利害関係にある。
肉食動物の存在が動物解放の倫理学にとって検討すべき課題となっているということは認めなければならない。
人間はベジタリアンにならなければいけないのか??
アクィナスによればキリスト教による殺害の禁止は人間以外の生き物にも適用されるかどうか、また適用されないとすれば、それはなぜなのか、を問うことから始めることができる。