- Amazon.co.jp ・本 (217ページ)
- / ISBN・EAN: 9784409240779
作品紹介・あらすじ
1999年から2006年までの連載をテーマ別に再構成し、書下ろしを付す。2000坪という日本最大規模の書店のレジに立ち続ける書店人から届いた、書店と出版をめぐる鋭いエッセイの数々。書店現場へのコンピュータの導入や、インターネットの普及、ネット書店、電子出版の登場など、本をめぐる環境が激変する時代の希望とは? 本と出版に興味をもつ人必読の一冊。「書物というのは、とても魅力的な商品である。だからこそ、書物を販売する書店人という職業は魅力的なのだ。」(本書より)
感想・レビュー・書評
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ウェブ連載「本屋とコンピュータ」1999年から2006年までまとめたもの。
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書店の現場から。
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ジュンク堂がなぜ大きな店舗を構えるのか
そこに本当に感激した
ちゃんと意味があったんだ
がんばれ がんばれ -
今回もたくさんの付箋を張り付けた。
2007年の刊行ながら、今にも通じる事がたくさん書かれていた。
多くの引用を用いて、書店の仕事のあるべき姿を示してある。
多くの事を勉強させて頂きました。
終章まで読み進んで「ここにも付箋を貼る事になるとは…」と変な所に唸ってしまった。 -
2011年9月24日「閉店後の本屋さんナイトウォーカー」(http://www.1455634.jp/fsusvles.php?ini=20)の関連図書。教室となったジュンク堂書店の方の著書です。
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2011 8/22読了。筑波大学図書館情報学図書館で借りた。
ジュンク堂書店員がネットで連載していたエッセイをまとめた本。
名前は聞いたことがあったので気晴らしがてら借りてみた。
この本を読んだことで他に読みたいという本が何冊も出てきたので、なるほど書店員とは販売員なのであるなあ。 -
著者の本に対する想いは深く共感できました。読書の面白さは読んでみないとわからない。本を読んでその面白さに目覚めた人は、そうでない人に比べて、人生が何倍にも素晴らしいものになると思います。
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井上氏「本の並べ方一つで、次の世界へと人を導いていく仕掛けを提供することが可能なのだ。並べられた本同士が共鳴しあうわけである」「よい古書店では、棚を眺めているだけで発見がある。棚にさしてある本自身が、新しい世界への扉をひらく一種の「索引」に見えてしようがないのは、私ひとりではあるまい」
エルンスト・カッシーラーがヴァールブルクの書庫を訪れたとき、「カッシーラーは、自分が研究する象徴・シンボルの領域を、未知の人物ヴァールブルクが「著作によってではなく複雑な図書体系で網羅している」目のあたりにし、衝撃を受けた」エピソードを紹介する。
また、斉藤孝氏の「図書館には実に様々な本がある。しかし、上手に分類されている、型どおりの分類かもしれないが、同社の初心者には本の世界がどのような広がりをもっているのかを把握するには効率がいい」という文章を引く。 -
「書店は人びとが自由に行き交う『公道』であるべきだ。」
人々と書物が出会って、一つの言論の場が作られていく。そんな奇跡の出会いを演出するのも書店員の仕事なのだ。
図書館が人々が読み終わった本を引き取るというアイディアが実現されてそうだが、そうではないのが不思議だ。