- Amazon.co.jp ・本 (223ページ)
- / ISBN・EAN: 9784413021555
作品紹介・あらすじ
30歳でうつに襲われ、40歳であわや自殺未遂、42歳で躁に転じて大わらわ…。奇才・中島らもが波乱万丈・奇想天外の躁うつ人生を綴る。
感想・レビュー・書評
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1回目2回目の鬱の時は割と早い段階で病気が良くなっていって、しかもユーモラスでおもしろかった。
ただそれ以降の鬱と躁鬱は、身体的な症状や実生活への影響が強烈でしんどかった。
前半の入院爆速鬱寛解までは星5の読み心地。
面白い人。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
あっという間に読み終わった。
らもさん自身のアルコール依存症やうつ病の体験が綴られている。
自分自身のことなのに、悲観的になりすぎず、時として笑わせてくれるところがすごい。
作家が身を削って書いた本、と一言で言ってしまうには足りなすぎる。
亡くなられたのが本当に惜しい。 -
かう
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最初から最後まで一気に読んでしまった。読ませる力がすごい作家さんだと思った。明るく書かれているけど、彼の病気はなかなかに重く大変な経験をされていると思った。
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うつ、躁、幻覚、昏倒、失禁…中島らもさんが経験した、病との日々のエッセイ。精神の病は再発しやすいこともあり、生々しく描かれていました。
私はアルコールは…飲みたくないな、と思いを強めました… -
中島らもさん(1952.4.3~2004.7.26 享年52)の「心が雨漏りする日には」、2002.10発行、らもさん50歳の時のエッセイ(自伝?)です。歯科医のお父さんが躁病でご本人も30歳でうつ病、35歳でアルコール性肝炎、40歳で2度目のうつ病、42歳で躁転、失禁、転倒、幻覚・・・、大変な日々の中で執筆活動を続けてたんですね。中島らもさんと言えば、猫好き。生まれ変われたら、何の心配もなく無防備にうたたねできる飼い猫になりたいとの言葉、その気持ち、よくわかります。
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うつ闘病記としては金字塔に近いと思う。