- Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
- / ISBN・EAN: 9784418134496
作品紹介・あらすじ
古代の中国で考案された、季節を表す「七十二候」。本書では、日本の風土に合うように改訂された「略本暦」に掲載された七十二候を丁寧に解説しています。それぞれの時期で美味しく食べられる旬の食材、目にすることができる動植物などを、人気のイラストレーター・小泉さよ氏の絵とともに紹介。また、鶯餅のつくりかた、割箸炭づくりの方法、上品な風呂敷の包み方など、「おうち歳時記」と題した、実生活に季節感を取り入れられる実用コラムも充実しています。
感想・レビュー・書評
-
四季を楽しみたい…
そして、
出来れば、一年に4回。
…ではなく、もっとなにかにと理由をつけて、何度でも。(^^♪
例えば春一つをとってみても、
雪溶けの頃と、
春の花が咲き始める頃では全く景色が違う。
さらに、春を告げる鳥がさえずり始める頃とか、
あ~、そだそだ♪桜満開!の時期なんかも華やかでいいですねぇ~
ふっと、目に付いたタイトルには
「七十二候の楽しみ方」とあった。
七十二候とは農事に役立てようと、古代中国で誕生したものらしい。
その歴史は古く、
江戸時代まで普通に用いられていたが
17世紀に『天地明察』の主人公でもあった『渋川春海』により日本の紀行や風土にあわせた改訂版が出されたらしい。
それは
『東風解凍』にはじまり、
『啓蟄啓戸』
『雀始巣』・・・
など字面を眺めているだけでも和むもの。
他に、
季節を堪能するヒントや
豆知識、可愛らしいイラストなど、
ことあるごとに開いて楽しみたい本だな~と、思った。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
季節の移り変わりを動植物から感じとって、暮らしを整えていく。人も動植物と同じ自然の一部だと思わされる。人とのつながりだけ追い求めがちだけど、七十二候は動植物や自然とのつながりも示してくれている。
七十二候をかわいいイラストで分かりやすいし、現代生活に取り入れやすく紹介してくれるいい本です。 -
古代の中国で考案された、季節を表す「七十二候」。日本の風土に合うように改訂された「略本暦」に掲載された七十二候を解説。それぞれの時期で美味しく食べられる旬の食材、目にすることができる動植物などを紹介。また、鶯餅のつくりかた、割箸炭づくりの方法、上品な風呂敷の包み方など、実用コラムも。
絵が好きな感じでふと読んでみた。全然知らない言葉も多くて日本人なのに何だか情けない・・・。広く浅くいろんな言葉や行事の意味が書いてあって勉強になりました。春夏秋冬でそれぞれ自然を愛おしむ日本人のセンスの良さが光ってます。都会に住んでいると忘れがちな四季折々の旬や空気を大切にしたいなあ。