かの名はポンパドール

著者 :
  • 世界文化社
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  • Amazon.co.jp ・本 (400ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784418135103

感想・レビュー・書評

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  • 佐藤賢一の書き口が好き^ ^

  • まず装丁が素晴らしい

    何とも言えない淡い紫の見返しに同色の栞。ロココ。まじロココ。

    残念だったのは登場人物一覧がないこと。

  • フランスのロココ時代のお姫様といったら、贅沢三昧で王の気をひくことしか考えていないものかと思っていたけど、どんな時代でも女らしさに縛られず力を発揮する女性がいて。
    その女性の魅力を理解できる国王もいた。

  • ルイ15世の寵姫ポンパドール夫人の生涯。マリードメディシスといい佐藤賢一はフランス女性描くのが好きですね。ポンパドール夫人の宰相執政は夫人が悪いというかルイ15世が政治に興味が無いグズだったせいで、まぁ本人ばかりが悪い訳では。啓蒙主義者として百科全書の後ろ盾になったり、セーブル磁器を立ち上げたりと、ロココの豪華絢爛を彩ったゴスロリ推奨の女傑です。

  • 世界史には詳しくないですが、面白かったです。
    鹿の里はポンパちゃんが運営していたのだとこの本を読むまで信じ込んでいました。
    モテ男、ルイの気持ちをつかんで離さないポンパちゃん・・・女子力高杉。

  • マンガのほうを読み終わって、原作読んでみました。

    そういう場合は、マンガイメージにひきずられた人物のビジュアルになるんですが、違ったんですね。
    ま、表紙の肖像画の方が、イメージしっくり来たということです。いや、肖像画なんだから当たり前なんですけど。

    ということは、読む順序が逆だったら、マンガの方は読んでなかったでしょうね。

    権力欲が強かったのかどうか、というのが不思議なところ。

    幼い頃のたわいない戯言。それが、小さなきっかけなんでしょうけどね。
    ただ単に、権力の側にいることが目的。そういう人ではなかったんでしょう。権力の側にいて、それを自由気ままに振り回すのが、楽しいという人ではなかった。

    権力欲が強い。
    どうしても、その言葉の印象はよくないです。ただ、権力を手に入れたいだけ。そこに付随してくる義務というものが、理解できていない人が多い気がするからです。
    彼女は、権力者の義務というものを、理解できていたんでしょうね。

    なので、個人的に印象の悪い、権力欲が強い?と感じてしまうんだと思います。

    あと、滝川クリステルに似てると思いましたね。

著者プロフィール

佐藤賢一
1968年山形県鶴岡市生まれ。93年「ジャガーになった男」で第6回小説すばる新人賞を受賞。98年東北大学大学院文学研究科を満期単位取得し、作家業に専念。99年『王妃の離婚』(集英社)で第121回直木賞を、14年『小説フランス革命』(集英社/全12巻)で第68回毎日出版文化賞特別賞を、2020年『ナポレオン』(集英社/全3巻)で第24回司馬遼太郎賞を受賞。他の著書に『カエサルを撃て』『剣闘士スパルタクス』『ハンニバル戦争』のローマ三部作、モハメド・アリの生涯を描いた『ファイト』(以上、中央公論新社)、『傭兵ピエール』『カルチェ・ラタン』(集英社)、『二人のガスコン』『ジャンヌ・ダルクまたはロメ』『黒王妃』(講談社)、『黒い悪魔』『褐色の文豪』『象牙色の賢者』『ラ・ミッション』(文藝春秋)、『カポネ』『ペリー』(角川書店)、『女信長』(新潮社)、『かの名はポンパドール』(世界文化社)などがある。

「2023年 『チャンバラ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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