- Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
- / ISBN・EAN: 9784426104610
作品紹介・あらすじ
0%成長=2%失業、って?貧困を解消するロジカルシンキング。財源?捻出できますけど何か?ここまでひどくなった日本に効くのは「経済学っぽい考え方」なんです。
感想・レビュー・書評
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貧困問題解決にとって、
経済学が最も「安価なツール」であるかもしれないのに、
貧困層からは最も嫌われているかもしれない、
という哀しい事実。
そんな雰囲気を作ってしまった、
マスコミや論壇をしか持っていない、僕達の不幸。
とは言え、耳をそばだてていると、
流れが変わりつつある、
もしくは、流れがあることが分かってきた最近。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
脱貧困に向けた参考になる話が満載の対談。ベーシックインカムがやはり良いかな?と思った。ただし、働く意欲を損ねないように、かつ単純な仕組みは慎重に考えなければいけないが。
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反貧困運動だって経済学的裏付けが必要なわけで、プレカリアート側の雨宮さんと経済学者の対談集・・というわけですが、なんかちょっと議論がかみ合っていないような気もします。まあ、当方が経済学の知識がないことが原因なのかもしれませんが現時点では経済学者は不況に対してろくな貢献はしていないような・・
この本で主張されているベーシックインカムは今のところ実現される見込みはなさそうですし、インフレ2%は日銀の涙ぐましい(?)努力にもかかわらずいつになったら達成できるのやら。この本が世に出たのが2009年、その後変わったことと言えば非正規の労働が「普通」になっただけでしょうか。この二人に今一度アベノミクスについて議論して欲しいような気がします。 -
読みやすい。以上。
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反貧困ネットワークの雨宮さんとエコノミストの飯田さんの対談本。ロスジェネ、若者世代の格差や貧困の問題が中心。とにかく飯田さんの話がわかりやすい。
序章の8の質問と巻末のそれに対する返答を読んで面白いと思ったら読んだ方がいい。 -
対話形式。読みやすい。人に薦めたい。
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展示期間終了後の配架場所は、開架図書(3階) 請求記号:331//I26
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フリーターを中心話題とした対話本。
読みやすく私は二人の考え方好きでした。 -
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2010年参議院選挙にあたり消費税増税がクローズアップされているが、税の使われ方の一つとしてベーシックインカムもありなのかな、と。
最低時給を引き上げて失業率を増やすより、労働に対して補助金を支給する方が企業の理解も得やすく現実的だ、という見解に納得。
終章において雨宮さんの訴えに対する飯田さんの回答という形で伝えたいことを端的に纏めていて親切。
途中くどさも少しあったが、思っていたより真摯な対談だった。